総括班
外来侵入因子と自己成分との識別は獲得免疫系の成立と維持における中心的事象であり、その失調や破綻はそれ自体でヒトの多彩で深刻な病態の発症にいたりうる。本特定領域研究の目的は、獲得免疫系における自己形成・識別ならびにその制御機構についての包括的パラダイムを確立するとともに、ヒトの免疫システムの制御のための新戦略の開発を推進し、これらの融合によって今日の多くのヒト免疫難病の制御と克服への強い社会的要請に応えることにある。このため、免疫基盤研究(AO1),免疫病態研究(AO2),ヒト免疫制御技術開発研究(AO2)を3つの柱として計画研究者と公募研究者による領域研究を推進し、本総括班はこれらの特定領域研究活動全般を統括する組織として、各研究課題の連携と協同の促進(定例研究会議を含む)、広報活動、関連領域支援グループによる情報技術支援、研究活動の内部評価、などを行ってきた。特に今年度は、免疫不思議未来転での一般市民への啓蒙広報活動(東京)および第4回公開国際シンポジウムを企画開催し、外国の招聘第一線研究者および本組織班員による講演会を企画開催し(京都)延べ200名余りの若手研究者や学生が参加し、活発な議論が行われた。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
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www.med.kyoto-u.ac.jp/J/