総括班
特定領域研究
本特定領域研究では、植物メリステムの形成と維持、メリステムの機能転換及びメリステムからの器官形成を支えている制御系を、転写因子、低分子RNA、新奇なペプチド性リガンド分子、クロマチン構造の変換に関わる因子などを基軸として研究することを目的とした。さらに、これらの過程をより高次な立場から支配している制御系(統御系)を解明し、植物発生の包括的理解をめざした。以上のような目的を遂行するために、我々は総括班を組織して、研究方針の策定、研究達成度の評価、班員間の研究連携の推進、班員間の連絡と企画調整、国の内外の研究状況の調査・情報収集、シンポジウム等を行い、特定領域研究を推進してきた。さらに、総括班では、この分野の次世代を担う若手研究者を養成するための活動を積極的に行ってきた。その結果、下記に述べるような、多数の共同研究が実現され、さらに、専門誌における論文の公表だけでなく、ホームページを利用した研究成果の迅速な公表も行うことができた。特に、計画班だけでも、76 報の共著論文を出版できたことは大きな成果と言えるであろう。このような、研究の発展の中で、本領域研究の公募班の中から、新学術領域研究の設立に向けて10 名を越える計画研究班員が出たことは、領域研究の発展を示すものである。特に、研究代表者が生まれたことは、若手の育成に成功した例と言えるであろう。
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http://www.bio.nagoya-u.ac.jp/~yas/toku tei_plant_meristems/index.html