研究領域 | マルチモードオートファジー:多彩な経路と選択性が織り成す自己分解系の理解 |
研究課題/領域番号 |
19H05705
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
小松 雅明 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (90356254)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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キーワード | マルチモードオートファジー / マクロオートファジー / ミクロオートファジー / 膜透過型オートファジー / 細胞膜分解 / 選択的オートファジー |
研究実績の概要 |
1. 領域ホームページの設置およびオートファジーフォーラム 領域ホームページ(https://proteolysis.jp/multimode_autophagy/)を随時更新し、領域のアピールを行った。論文紹介サイト オートファジーフォーラム(https://proteolysis.jp/a_forum/)には、領域発足以降令和4年5月15日現在、61件の論文が紹介されており、多くの若手がこれに貢献しており、領域内の迅速な情報交換に寄与した。 2. 総括班会議、班会議およびオートファジー研究会の開催 総括班会議(令和3年10月26日)を開催し、領域推進の問題点、今後の計画等を議論し、順調な領域運営に貢献した。第3回班会議(令和3年10月25日~27日 湯河原)では269名(現地参加65名、リモート204名)の参加があった。 3. 若手の会の開催 本領域では若手育成を目的のひとつとしており、令和3年度は、領域班会議の前日に若手の会を開催した(令和3年10月24日オンライン)。若手が熱心に議論を交わしており、若手育成に貢献した。 4. 国際活動支援 オートファジーを主題とした10th International Symposium on Autophagy(2022年10月23日~27日 予定)の準備を進めた。第94回日本生化学会(オンライン)に、Dr. Michael Lazarou(Monash University)、Yasin Dagdas(Gregor Mendel Institute of Molecular Plant Biology GmbH)を招聘、シンポジウム「選択的オートファジー」を開催した。さらに、日本学術振興会日中韓フォーサイト事業A3 conferenceに参加・発表するなど国際交流、共同研究を加速させた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
総括班会議(令和3年10月26日オンライン)、第3回班会議(令和3年10月25日~27日湯河原)、若手の会(令和3年10月25日オンライン)を開催し、領域内交流、共同研究を加速させた。領域全体の研究の支援のためのハイスループットスクリーニングシステムや細胞内オルガネラの定量解析の整備を完了させた。トップジャーナルへの成果報告がフォーラムに上がっており、順調に研究が推進している。
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今後の研究の推進方策 |
1.総括班会議を開催し計画研究の企画、調整、評価を行う。 2.第4回班会議、オートファジー研究会をそれぞれ開催し、オートファジー研究領域の研究者間の情報交換、研究資材の相互活用などの協力体制の構築などを行う。本年度は令和4年12月9日~10日に順天堂大学で班会議を対面式で行う。総括班メンバーの中戸川が担当幹事を務める。また、日本細胞生物学会、日本生化学会では共催シンポジウムを行う予定である。 3.領域の研究支援として、総括班で構築したスクリーニングシステムや共焦点定量イメージサイトメーターの共同利用運用を行う。 4.ホームページ上での領域内の情報の交換を推進する。また、すでに設置されているオートファジーフォーラムで班内外の論文紹介と討論を行う。 5.国際活動支援として、10th International Symposium on Autophagy(2022年10月23日~27日 )を札幌にて開催する。世界を先導する国内外のオートファジー研究者(国外28名、国内5名)を招聘する。本会の開催により、オートファジー研究における日本のプレゼンスを示すとともに、新たな国際共同研究を推進する。
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