研究領域 | 水圏機能材料:環境に調和・応答するマテリアル構築学の創成 |
研究課題/領域番号 |
19H05714
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 隆史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70214377)
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研究分担者 |
田中 賢 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (00322850)
鷲津 仁志 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 教授 (00394883)
田中 求 京都大学, 高等研究院, 特任教授 (00706814)
辻 勇人 神奈川大学, 理学部, 教授 (20346050)
高島 義徳 大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (40379277)
原田 慈久 東京大学, 物性研究所, 教授 (70333317)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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キーワード | 水圏機能材料 / 材料科学 / 水の基礎科学 / 若手育成 / 共同研究 |
研究成果の概要 |
本領域の目的達成のために統括を行い、領域運営するための行事の企画や研究成果の発信、研究推進のための方策決定、計画研究および公募研究の各研究者の協力・共同研究体制の構築と拡大を促進させた。総括班会議は57回開催し、領域運営や共同研究の状況確認やイベントの準備を行った。さらに、領域会議、公開シンポジウム、産学連携フォーラム、ニューズレター、「現代化学」誌での研究紹介、ホームページなどを通して、世界に向けて「水圏機能材料」を発信し、普及することができた。領域内の研究支援において、共通性の高い標準となる計測機器や重水素化試薬を一括購入し、各研究者に配布し、材料と水の相互作用の理解を促進させた。
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自由記述の分野 |
機能分子化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究領域は「材料科学」と「水の基礎科学」の融合とそれによる材料創製に焦点をあて、材料と水の新学理を創成した。「水」の存在下において環境と調和・相互作用しながら機能を発揮する材料を「水圏機能材料」と定義し、「水」と「材料」の相互作用を分子レベル・ナノ集合レベルでとらえ、水と物質の構造・機能相関の基礎学理を確立し、材料科学に展開する「水圏機能材料構築学」へ展開した。これらを、論文発表、公開シンポジウムでの成果発表や一般化学誌「現代化学」での成果掲載により、水が存在する環境において機能する材料の設計・構築の方法論・学理を示すことができ、広く社会にこれらの材料の重要性を認識してもらうことができた。
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