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2023 年度 研究成果報告書

新学術領域「全能性」の総括班活動

総括班

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研究領域全能性プログラム:デコーディングからデザインへ
研究課題/領域番号 19H05749
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

小倉 淳郎  国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 室長 (20194524)

研究分担者 伊川 正人  大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (20304066)
篠原 隆司  京都大学, 医学研究科, 教授 (30322770)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワード全能性 / ゲノム再プログラム化 / 核移植クローン / 受精 / 胎盤
研究成果の概要

本領域「全能性プログラム」では、関連領域の専門家が一致協力し、全能性のメカニズムの分子基盤の解明に挑戦した。総括班の目的は、研究成果の最大化、その成果の社会へのフィードバック、そして次世代を担う若手の育成である。その結果、5年間で原著論文393件および総説63件、また招待講演(国内163件、国際83件)を発表した。また、活発な領域内連携により、共同研究論文は29件を数えた。公開シンポジウムは国内3回と国際1回、若手研究会は3回、論文徹底解説シリーズは30回開催した。技術支援は、遺伝子改変動物作製、顕微授精・クローン、シーケンサー解析、幹細胞樹立、染色体解析などを実施し、領域の活動を支えた。

自由記述の分野

発生工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

全能性は、1個の細胞が、発生付属器(胎盤など)を含めた完全な個体発生を支える能力と定義されるが、その分子メカニズムは不明である。本領域により、多分野の最新の知見と解析技術が有機的に結合し、全能性の確立から消去までにおける多くの分子メカニズムが明らかになった。その成果は、基礎生物学の新たな知見(全能性状態のナイーブなエピゲノム、胚性遺伝子発現メカニズムなど)から産業・医学領域応用(畜産、生殖医療、移植医療)まで多岐に渡る波及効果が期待できる。また、計画および公募研究では、多くの若手研究者が活躍し、PIへと成長した。将来的に全能性のサイエンスおよびその周辺領域の発展に貢献すると期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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