研究分担者 |
岩下 明裕 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20243876)
唐 亮 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (10257743)
上垣 彰 西南学院大学, 経済学部, 教授 (70176577)
宇山 智彦 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (40281852)
山根 聡 大阪大学, 世界言語研究センター, 教授 (80283836)
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研究概要 |
1.総括班会議を7月と1月に計2回いずれも北海道大学で開催し,本領域研究の研究方針,運営方針,国際シンポジウム・全体集会の準備,研究支援体制,最終成果の取りまとめとその出版などについて話し合いを行った。 2.第5回国際シンポジウム「同盟と境界:地域大国を規定するもの」を,計画研究班「国際秩序の再編」を中心に,7月に北海道大学で開催した。 3.第6回国際シンポジウム「近現代帝国の比較:世界秩序変動の中での帝国統治と脱植民地化」を,計画研究班「帝国の崩壊・再編と世界システム」を中心に,1月に北海道大学で開催した。 4.国内外で開催された各計画研究班が関わる研究会を支援し,また,国内外の学会等における本領域研究の研究成果の発表を促進した。 5.本領域研究の最終成果を全6巻のシリーズ本として出版する準備を進めた。出版社との間で話し合いを進めるとともに,この出版に向けた全体集会を計2回開催し,内容についての議論を深めた。 6.本領域研究のディスカッション・ペーパーである『比較地域大国論集』を計3冊刊行した。また,本領域研究のホームページにも多くの研究成果をダウンロードできる形で掲載した。本領域研究のニューズレターを計3回出版した。このニューズレターは,本領域研究のメンバー以外の希望者にもメールで送られており,送付者数は131人を数えた。 7.5月に北海道大学で計7回開催された公開講座「スラブ・ユーラシアで躍動する人々」を後援し,本領域研究の研究成果の一部を市民向けに分かりやすく紹介した。受講者数は90名を数えた。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度においては,本領域研究の最終成果を全6巻のシリーズ本として出版することが大きな課題となる。各計画研究班が1巻ずつ出版することになっており,総括班会議において全体的な調整を行う。これとは別に,英語による専門書の出版計画を具体化する。 最終成果の公開を目的とする総括シンポジウムを東京で開催する。また,英語等の外国語による成果の公表については,国際学会や国際会議における成果発表と,国際学術誌や学会誌での掲載を強力に支援する。
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