活動実績は以下の通りである。 (1) ワークショップ「計算科学による素粒子・原子核・宇宙の融合」を2008年12月1日、2日に、筑波大学計算科学研究センターで主催し、この新学術領域の活動方針や研究内容などを議論した。 (2) 計算基礎科学連携拠点シンポジウム「大規模計算が切り拓く基礎科学の将来」を、2009年2月23日に、つくば国際会議場中ホール300で開催したが、これを連携拠点とともに共催した。計算基礎科学連携拠点と新学術領域の協力、連携などを含めて議論を行つた。 (3) 各計画研究班で行われる研究会への協力を行った。特に、繰り越した研究費を主に用いて、2009年6月25日-27日に行われた『バリオン間相互作用に基づて核物質の構造』に関する研究会をAO2班と共同で主催した。そこでは、格子QCDによる核力、バリオン間力の決定と、それを使った少数多体系の性質の研究など、研究の連携に関しての議論を行った。 (4) 領域のホームページを立ち上げ、領域内での情報交換に活用した。また、ホームページを使って、本領域の研究成果などの発信を開始した。 (5) 各研究班の主催する研究会の開催に総括班として協力した。また、各研究班の研究会に実際に参加して、分野融合の可能性などを検討した。 (6) この新学術領域の趣旨やその目指すものなどを、素粒子、原子核、宇宙の研究者のコミユニティに積極的に発信した。
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