2009年度の研究実績は以下の通りである。 (1)各計画研究班で行われる研究会への協力を行った。特に、2009年6月25日-27日に行われた『バリオン間相互作用に基づく核物質の構造』に関する研究会をA02班と共同で主催した。 (2)領域全体の研究会として、次世代スーパーコンピュータ戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」・科研費新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」合同シンポジウム「次世代スーパーコンピュータでせまる物質と宇宙の起源と構造」を2010年3月15、16日に共同開催した。そこでは、本領域の各研究計画班の2009年度の研究成果の発表を行い、2010年度以降の研究目標や計画を議論した。特に、分野間連携を意識した共同研究の組織化を中心に議論した。 (3)公募研究の審査を行った。また、採択された公募研究への対応として、公募研究の領域内での位置づけや研究目標の周知などを行った。上記の領域研究会では公募研究の内容の講演も行われた。 (4)A04班と協力して、格子QCDの共通コード体系の開発の検討を開始した。その手始めとして、いろいろな既存の共通コードやプログラミング・デザインなどの勉強を行った。 (5)領域のホームページを整備、充実させ、領域内での情報交換に活用した。また、ホームページを便って、本領域の研究成果などの発信を積極的に行った。
|