2010年度の活動実績は以下の通りです。 (1)素核宇宙融合レクチャーシリーズを企画、開催した。 (1)第1回:2010年6月9、10日、内容「数値相対論の基礎と応用」(講師:柴田大)、場所:東京 大学理学部、参加者数:延べ40人、シリーズの初回であり、活発な質疑応答が行われた。 (2)第2回:2010年12月15、16日、内容「非専門家向けの格子QCD入門:数値シミュレーショーンを中心として」(講師:青木慎也)、場所:京都大学基礎物理学研究所、参加者数:延べ100人。他分野からの参加者も多く、いろいろな議論が行われた。 (3)第3回:2011年6月8、9日(当初は2011年3月21、22日に予定されていたが、東日本大震災のため延期されていた)、内容「高エネルキー天体現象の基礎」(講帥:固武慶)、場所:東京大学理学部、参加者:延べ85人。多くの図や動画を使い、興味深い講義が行われ、活発な質疑応答が行われた。 (2)国際シンポジウム{From Quarks to Supernovae}を主催した。2010年11月28日-30日、場所:熱川ハイツ、静岡県、参加者:海外からの8人の招待講演者を含む60名以上。これまでの本領域の活動を客観的に総括し、今後の活動の新たな方向性を検討した。多くの参加者から、活発な質疑応答があり、多くの議論が行われた。このシンポジウムの会議録を作成した。 (3)3年目なので中間評価を行った。総括班が中心となり中間評価報告書の作成を行った。中間評価の結果はA(研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる)であった。 (4)計画研究AO4班と協力して、格子QCDの共通コード開発を進めた。月1回のペースで定期的な会合を行い、共通コードの基本理念や設計思想の決定のための議論を重ねた。
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