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2011 年度 実績報告書

素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明

総括班

研究領域素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明
研究課題/領域番号 20105001
研究機関筑波大学

研究代表者

青木 慎也  筑波大学, 数理物質系, 教授 (30192454)

キーワード素核宇宙融合 / レクチャーシリーズ / 高エネルギー天体現象 / 原子核殻模型 / 原子核クラスター構造 / ガス的量子凝縮状態 / クォークから超新星爆発まで / 格子QCD共通コード
研究概要

2011年度の活動実績は以下の通りである
(1)昨年度に引き続き、素核宇宙融合レクチャーシリーズを企画、開催した。
(1)第3回:2011年6月8、9日(当初は2011年3月21、22日に予定されていたが、.東日本大震災のため延期されていた)1内容「高エネルギー天体現象の基礎」(講師:固武慶)、場所:東京大学理学部、東京、参加者:延べ85人
(2)第4回:2012年1月11、12日、内容「原子核殻模型の基礎と応用」(講師:阿部喬)、場所:京都大学基礎物理学研究所、京都、参加者:延べ50人
(3)第5回:2012年2月27、28日、内容「原子核クラスター構造とガス的量子凝縮状態」(講師:船木靖朗)、場所:理化学研究所研究本館、和光、参加者:延べ36人
(2)新学術領域「素核宇宙融合」x「新ハドロン」クロスオーバー研究会-多様な手法でせまるハドロン物理への挑戦-を共同主催した。日時:2011年6月23、24日、場所:理化学研究所計算科学研究機構、神戸、参加人数約60名
(3)2011年度の新たな試みとして、サマースクール「クォークから超新星爆発まで」-基礎物理の理想への挑戦-を主催した。日時:2011年8月4-8日、場所:京都大学基礎物理学研究所、京都、受講者は36名、講師・TAは25名であった。
(4)研究会「素核宇融合による計算基礎物理学の進展-ミクロとマクロのかけ橋の構築-」を主催した。日時:2011年12月3-5日、場所:合歓の郷、三重県志摩市、参加人数:70名、講演者数:52名
(5)2011年度-2012年度の公募研究の審査を行い、新たに17件の公募研究を採択した。
(6)計画研究AO4班と協力して、格子QCDの共通コード開発を進めた。その成果を2012年3月の日本物理学会で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度の中間評価の結果A(研究領域の設定も雨滴に照らして、期待どおりの進展が認められる)にもあったように、新学術領域の計画はおおむね順調に進展している。特に、今まで交流の少なかった素粒子、原子核、宇宙の各分野の研究者がお互いに知り合いになり、物理に関する議論や交流をするようになったことはこの新学術領域の成果と言えよう。今後は、このような交流の中から新たな融合研究が立ち上がっていくごとを期待したい。また、素核宇宙レクチャーシリーズや、素核宇宙の計算科学サマースクールなども新たな取り組みとして成功している。

今後の研究の推進方策

今年度は、新学術領域の5年間の最終年度なので、活動のまとめ、総括を行っていきたい。そのために12月に国際シンポジウムを開催し、外部からの意見や批判を聞き、活動の総括を行いたい。また、昨年度に引き続いて、素核宇宙融合型の計算科学のサマースクールを開催予定である。素核宇宙融合レクチャーシリーズも後2、3回行い、また、これまでの講義のレクチャーノートを何らかの形で出版する予定である。2012年度中に、格子QCDの共通コードの第1版を完成させ、一般に公開する。そのコードの使い方を説明するスクールなども開催する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 格子場計算共通コードシステムの開発と現状2012

    • 著者名/発表者名
      青木慎也
    • 学会等名
      日本物理学会第67回年次大会
    • 発表場所
      関西学院大学西宮上ケ原キャンパス、西宮市
    • 年月日
      2012-03-25
  • [備考]

    • URL

      http://bridge.kek.jp/index.html

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公開日: 2013-06-26  

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