研究領域 | 海底下の大河:地球規模の海洋地殻中の移流と生物地球化学作用 |
研究課題/領域番号 |
20109001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浦辺 徹郎 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50107687)
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研究分担者 |
沖野 郷子 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (30313191)
砂村 倫成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (90360867)
石橋 純一郎 九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (20212920)
高井 研 (独)海洋研究開発機構, 極限環境生物圏研究センター, プログラムディレクター (80359166)
鈴木 勝彦 (独)海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, プログラムリーダー (70251329)
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キーワード | 海底下の大河 / 海底熱水活動 / 地下生物圏 / 化学合成 / 熱水生態系 / 海底下微生物圏 / 掘削 / 物質循環 |
研究概要 |
「海底下の大河」が支える海底下微生物圏の特徴を明らかにする最も直接的な手段として、第2白嶺丸に搭載した海底設置型掘削装置(BMS)を用いて2回の掘削を行った。第1回目は平成22年6月、南部マリアナ海域の3カ所の熱水地帯において8本、第2回目は平成23年5月から6月にかけて中部沖縄トラフの2カ所の熱水地帯において、8本の掘削と採水を行った。 さらに、海洋研究開発機構等の公募航海等に応募することにより、インド洋および日本周辺海域において平成22年度に12回、平成23年度に12回の研究航海を実施し、膨大なデータと試料を取得した。 その結果、「大河」の化学組成とそこに見られる海底下微生物との間に明解な相関があることが検証され、大河モデルに従って、世界の海底下微生物圏の全貌を推定しうることが示された。 本総括班では、総括班会議を通じて乗船者等航海内容の詳細決定、乗船者への旅費の支給、積み込み、荷下ろし等の航海事務支援、航海で得られた試料の分配、成果公表の促進、補助金の適正な使用チェック等を適正に実施することができた。これらの航海の航海報告はメンバー限定のサイトに掲載し、情報の交流をはかった。 さらに、若手研究者育成のための独自の国内留学制度T-MOREを通じた研究旅費の支援と、若手研究者の国際学会参加の支援を行った。 研究運営面では2つのことを実施した。まず、最適な方針の構築のための内部評価法の一つとして、総括班評価者を置き、その評価を早急に計画に活かすため、既存のメールリストを活用した。次に、国際協力と情報の獲得を実施するため、国際海嶺共同研究計画(InterRidge)の分担金を支出すると共に、運営委員会に担当者を派遣した。
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