分子性物質は多様で制御可能な分子配列、設計・開発可能な分子軌道、さらにこれらと強く結合する分子の屈曲など、他の物質群には無い独特な自由度を持つ。本学術領域研究「分子自由度が拓く新物質科学」では、これらの分子自由度が新しい物質科学のパラダイムをつくる可能性に注目し、この自由度が積極的に関与する物性を開拓することを目指す。本総括班は、各計画研究の代表者6名と物性理論研究者2名から成り、分子内自由度を基軸として物理と化学が融合する新しい物質科学の創成に向けて、常に研究全体を様々な角度から眺め、各研究項目における研究計画の立案と推進、計画研究間の連携・協力の推進、国内・国際会議の開催と国際協力の推進、および若手育成に注力する。
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