研究領域 | 東アジアにおけるエアロゾルの植物・人間系へのインパクト |
研究課題/領域番号 |
20120001
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
畠山 史郎 東京農工大学, 大学院・農学研究院, 教授 (30132856)
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研究分担者 |
原 宏 東京農工大学, 農学部, 教授 (60106226)
東野 達 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (80135607)
杉本 伸夫 独立行政法人国立環境研究所, 大気圏環境研究領域, 室長 (90132852)
伊豆田 猛 東京農工大学, 大学院・農学研究院, 教授 (20212946)
本田 靖 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (20165616)
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キーワード | 東アジア / エアロゾル / 生成消滅プロセス / 広域分布 / 植物影響 / 健康影響 / 長距離輸送 |
研究概要 |
本研究領域は、4研究項目からなり、研究は総括班の統制のもとに行う。総括班は、各研究課題全体の調和を重視し、個々の課題の進捗状況のチェック、研究項目全体の総括、企画調整、報告会やシンポジウムの開催などを通しての研究成果の公開などを行い、プロジェクトの推進を図ることをその役割とする。 本年度は9月28日、29日に第1回全体会合を東京都府中市の東京農工大学農学部において、第2回全体会議を平成24年1月24日~26日に京都府京都市の京都大学でそれぞれ開催し、各研究項目、各計画研究の平成23年度の進捗状況について発表し討論を行って、お互いの研究の内容を把握し、領域内の研究者間の意思疎通を図った。その際、各研究グループの研究の発表に基づいて、総括班より各計画研究の進め方について提案、指導を行った。領域から依頼した外部評価委員の出席をうけ、これら外部評価委員による、研究の進め方等に対する適切なアドバイスを受けることができたことは、今後の研究の推進にも重要な役割を果たすものと考えられる。 第2回全体会議はシンポジウムを併催し、学生を中心とする若手研究者の発表を奨励した。4件の招待講演に加え若手のポスター発表が54件あり、活発な議論が行われた。 また、酸性雨問題研究会と共催でシンポジウム「大気エアロゾルとその植物・人間へのインパクト」を府中市の東京農工大学農学部において開催し、一般市民の参加を得て、研究分野のアウトリーチ活動に努めた。同じくアウトリーチ活動の一環として、日本エアロゾル学会の機関誌エアロゾル研究に「東アジアにおけるエアロゾルの植物・人間系へのインパクト」と題する特集を掲載した。 平成24年3月には平成23年度の研究成果をまとめた報告書を和文および英文にて出版した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
領域全体において研究が緊密な連携を持って行われるようになっており、体系的な成果が現れ始めていることに加え、アウトリーチ活動も十分に行うことができたと考える。
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今後の研究の推進方策 |
領域全体の研究のとりまとめに係る。各研究項目間の連携に留意して進める。最終年度となるので、国際シンポジウムを開催して研究成果の発信に努めるとともにアウトリーチ活動もより一層行って一般社会にも研究成果の浸透を図る。
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