研究領域 | 重水素学:重水素が示す特性の理解と活用 |
研究課題/領域番号 |
20H05737
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中 寛史 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (70431517)
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研究分担者 |
澤間 善成 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (80552413)
石元 孝佳 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (50543435)
前川 京子 同志社女子大学, 薬学部, 教授 (70270626)
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研究期間 (年度) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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キーワード | 重水素 / 重水素化 / 重水素学 / 有機重水素化学 / 有機合成化学 |
研究実績の概要 |
本領域の目的は、重水素が示す特性を深く理解し、医薬分子や分子触媒などの物質の機能を精密な重水素化により最大限に引き出す新たな研究領域「重水素学」の創成である。総括班の目的は情報交換、研究協力、情報発信の役割を担うことである。そのため、総括班に専門的な情報整理を行う拠点を設置し、各計画研究代表者と情報共有する。当該年度は本研究を円滑に実施できるよう研究環境を整えた。 [1] 総括班に情報拠点を置き、事務補佐員を雇用し連携体制を整えた。データマネジメントプランを作成した。 [2] 以下の会合を行なった。1. 領域会議(6 回):各計画研究の進捗を共有し、研究方針の作成、企画調整、連絡調整を行い、領域における評価法を確立した。2. シンポジウム(2 回):非公開シンポジウムをオンラインで開催した。 具体的には、研究概要とそれぞれの計画研究の実施計画を発表し、討論することで領域内での情報交換を実施した。また、領域外からも講演者をお招きして、公開キックオフシンポジウムをオンラインで実施した。同時に、評価委員の先生方にもお越しいただき、国内評価を実施した。3. Deut-Switch セミナー (2 回):重水素学に関連する若手の講演者を招き、重水素にかかわる研究の内容と方向性について議論した。 [3] 領域日英ウェブサイトを作成した。さらに日本語版については、よりわかりやすい形でリニューアルした。 [4] 上記の領域の活動をわかりやすく記録し、伝える内容を含んだ領域ニュースレターを作成し、情報交換を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していた情報整理を行う拠点の設置が完了し、各計画研究代表者と情報共有する体制を整えることができたため。
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今後の研究の推進方策 |
研究環境のさらなる整備に加えて、研究協力関係の強化と情報発信を整えることに注力する。 [1] 化学の専門知識を有する教務補佐員を雇用し、技術面での連携体制を強める。 [2] 下記の会合を行う: 1. 領域会議(4 回):各計画研究の進捗を共有し、研究方針の作成、企画調整、連絡調整を行う。 2. 国内シンポジウム(2 回):領域会議を兼ねる。うち一回は重水素材料研究会と共催し、成果発信を行う。 3. 国際シンポジウム(1 回):領域会議を兼ねる。国際評価委員に評価を仰ぐ。 4. セミナー (3 回):重水素学に関連する国内外の講演者を招き、議論する。 5. 若手研究者中心のワークショップを開催する(1回)。
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