研究領域 | 生体分子工学と低物理エネルギーロジスティクスの融合による次世代非侵襲深部生体操作 |
研究課題/領域番号 |
20H05755
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井上 圭一 東京大学, 物性研究所, 准教授 (90467001)
|
研究分担者 |
水野 操 大阪大学, 理学研究科, 助教 (10464257)
今村 博臣 京都大学, 生命科学研究科, 准教授 (20422545)
中川 桂一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (00737926)
|
研究期間 (年度) |
2020-10-02 – 2023-03-31
|
キーワード | 深部生体操作 / 光熱変換 / 超音波 / 磁場 / 低物理エネルギーロジスティクス |
研究実績の概要 |
本研究領域では従来の電気刺激、投薬、可視光などを用いた手法に代わる、「光熱・超音波・磁気」による超深部ならびに超低侵襲性生体操作法の創出を目的とする。そのためにこれら三つの低物理エネルギーが感知可能なレシーバ分子を開発し、さらに生体内でこれらの分子ツールを操作するため、低物理エネルギーを生体深部へ届ける技術(低物理エネルギーロジスティクス)をA01~A03班の連携によって開発する。その目的に向け、今年度は領域全体および各計画研究の研究方針の設定、各研究グループの相互理解に向けた議論のため、総括班が中心となり、新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン形式による領域会議を2021年8月および12月に開催した。領域会議には各班の研究代表者・分担者のほか、参加研究室メンバー、分子設計アドバイザーの古賀准教授(分子研)と外部評価者など20名程度が参加した。ここでは研究の実施方法についての説明が行われ、外部評価者からアドバイスと提案が与えられた。また関連分野の情報収集および異分野間の研究内容の相互理解のため、外部講師および班員による勉強会を計4回全てオンラインで開催した。 また本領域の研究活動の発信のため、2022年3月に第2回公開シンポジウムをやはりオンライン形式で開催した。本シンポジウムには40名程度の参加があり、研究代表者からの計画研究についての発表のほか、外部評価者の七田芳則教授(京都大)による特別講演、意見交換会などが行われ、活発な議論が展開された。またアウトリーチ活動の一環として、樹徳高等学校にて高校生17名を対象にオンライン形式の講義を行い、本領域で行っている低物理エネルギー生体操作法開発について紹介した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は領域全体および各計画研究の研究方針の設定、各研究グループの相互理解に向けた議論のため、総括班が中心となり、新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン形式による領域会議を2021年8月および12月に開催した。領域会議には各班の研究代表者・分担者のほか、参加研究室メンバー、分子設計アドバイザーの古賀准教授(分子研)と外部評価者など20名程度が参加した。ここでは研究の実施方法についての説明が行われ、外部評価者からアドバイスと提案が与えられた。また関連分野の情報収集および異分野間の研究内容の相互理解のため、外部講師および班員による勉強会を計4回全てオンラインで開催した。 また本領域の研究活動の発信のため、2021年3月に第2回公開シンポジウムをやはりオンライン形式で開催した。本シンポジウムには40名程度の参加があり、研究代表者からの計画研究についての発表のほか、外部評価者の七田芳則教授(京都大)による特別講演、意見交換会などが行われ、活発な議論が展開された。またアウトリーチ活動の一環として、樹徳高等学校にて高校生17名を対象にオンライン形式の講義を行い、本領域で行っている低物理エネルギー生体操作法開発について紹介した。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度以降は領域会議での議論のさらなる活性化を図る一方で、領域外研究者も交えた勉強会を引き続きメンバー全体で開催し、周辺分野も含めた最先端の研究結果に関する知識の共有とそれにもとづく議論を行う。また第3回公開シンポジウムのほか、日本生物物理学会など関連学会の年会などでシンポジウムを開催し、領域外の研究者との交流をさらに密接なものとしていく。アウトリーチ活動についても主に中高生向けに生物学や化学、物理学の最先端のトピックスをわかりやすく紹介する機会を設け、ホームページやTwitterアカウントなどを中心に、本領域の研究成果について発信する。
|