研究領域 | 霊長類発生学研究の基盤構築 |
研究課題/領域番号 |
20H05760
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 友紀 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (90648429)
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研究期間 (年度) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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キーワード | オンライン講演会 / PDB seminar / 霊長類 |
研究実績の概要 |
本研究領域の目標は霊長類着床後胚発生研究の基盤構築であるが、霊長類の着床後胚研究を我が国が世界をリードする研究分野にするには、実験的基盤の構築とともに研究者コミュニティの構築も必要となる。したがって総括班では領域研究の推進サポートに加えて、研究成果を発信するとともに霊長類着床後胚研究のコミュニティ基盤の構築を目指し、研究者間の相互作用を促すことで大きな研究領域への変革を目指す。 領域開始時に、①領域会議開催による運営方法の議論、②HPの開設、③他の霊長類関連の研究機関の視察、④国内外の霊長類研究者を招聘し講演会を開催すること、を今年度の計画としていた。このうち②HPの開設に関しては当初の予定通り滞りなく進められたが、コロナ禍の影響により③他研究機関の視察は不可能になり、また①領域会議や④講演会についてもオンラインでの開催を余儀なくされた。 そのため急遽オンラインでの会議開催のための環境整備とオンライン講演会の運営方法の議論を行った。そして講演会に関してはPrimate Developmental Biology seminar (PDB seminar) seriesと銘打った講演会を企画し、第一回として米国MITの相田先生をお招きし最先端の霊長類ゲノム編集についてオンラインでお話いただいた。 また来年度実施の計画であるが、我々の活動を周知すべく日本分子生物学会年会におけるシンポジウム開催の準備を始めた。幸いシンポジウム開催は許可されたため、現在招待講演者の招聘も調整中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
突然のコロナ禍の状況で大きな計画変更となったが、HPの開設も完了し、来年のシンポジウムの計画も順調に進展しており、オンラインを活かした活動に適応できていると考える。また来年度には、PDB Journal Clubという我々の領域に関連する論文紹介活動を計画しているが、フォーマットなどの下準備も完了し、概ね順調に進捗していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
今後の計画としては①分子生物学会におけるシンポジウムの開催、②定期領域会議と進捗会議の開催、③PDB seminar seriesの開催、④PDB Journal Club、を計画している。これまでに下準備部分はおおむね完了しており滞りなく推進可能であると考えられ、可能な限り各々の計画班研究に時間を割くよう努める。
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