研究領域 | 実世界の奥深い質感情報の分析と生成 |
研究課題/領域番号 |
20H05950
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西田 眞也 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20396162)
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研究分担者 |
南本 敬史 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部, グループリーダー(定常) (50506813)
日浦 慎作 兵庫県立大学, 工学研究科, 教授 (40314405)
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研究期間 (年度) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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キーワード | 質感 / 価値 / 情動 / リアリティ / アート |
研究実績の概要 |
本領域では、情報科学・神経科学・心理学を融合して、人間の質感認識の総合的な理解と、革新的質感技術の開発を行う。機械認識の立場から、人間の奥深い質感認識を機械で実現し、本物と偽物の深奥質感の物理的違いを分析する。認知神経科学の立場から、人間の深奥質感の情報処理の多様な側面を解明するとともに、臨床現場で役立つ知見を蓄積する。さらに、拡張現実およびメディアアートの立場から、現実と区別がつかない、もしくは現実を超える質感を創成する。総括班では、このような多岐にわたる研究が緊密に研究連携していくための方策として、テクノロジー・データ・コンセプトの共有を進めていく。初年度は採択から4ヵ月という短い期間において、以下の実績を上げた。 ・計画班代表者10名、分担者4名からなる総括班を立上げた。南本研究室(量子科学技術研究開発機構)に事務局を設置し、領域代表の西田研究室(京都大学)と連携した運営体制を確立した。領域ホームページを立ち上げ、メーリングリストを整備した。 ・領域共有資産として、SLS 3Dプリンタ、熱伝導率測定装置、分光測色計、柔らかさ測定装置、アピアランスアナライザーを購入した。また、多元質感知から受け継いだマルチマテリアル3Dプリンタを含めた共有資産の管理体制を確立した。 ・令和3年1月19日に第1回班会議をオンラインで開催した。また、同年1月28日キックオフミーティング兼公募説明会をオンラインで開催した。 ・班会議に合わせて第一回総括班会議を開催し、領域の進め方について議論した。また、総括班会議が行われた1月を除いた各月に、総括班連絡会議をオンラインで開催した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
順調に総括班が立ち上がり、研究体制が整った。
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今後の研究の推進方策 |
・総括班を中心に領域の運営をおこなう。 ・年に二回、班会議を行う。令和3年9月と令和4年3月にオンラインで開催することを予定している。 ・総括班メンバーによる総括班会議を班会議にあわせて行う。この会議では、領域アドバイザーや学術調査官の意見も参考にして、領域の全体的な進め方を決定する。 ・オンラインの総括班連絡会議を毎月1回程度行う。この会議において、具体的な領域活動の企画の立案、準備、運営を進める。 ・総括班で3Dプリンタや計測装置などの共有資産を管理し、領域内の各班の依頼に対応する。
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