研究領域 | 分子サイバネティクス ー化学の力によるミニマル人工脳の構築 |
研究課題/領域番号 |
20H05968
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
村田 智 東北大学, 工学研究科, 教授 (10334533)
|
研究分担者 |
豊田 太郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80422377)
野村 慎一郎 東北大学, 工学研究科, 准教授 (50372446)
中茎 隆 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (30435664)
葛谷 明紀 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (00456154)
松浦 和則 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (60283389)
村山 恵司 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (70779595)
|
研究期間 (年度) |
2020-11-19 – 2025-03-31
|
キーワード | 分子サイバネティクス |
研究実績の概要 |
本総括研究の目的は,効率的で臨機応変なプロジェクト管理,領域メンバー特に,新規参入者や若手研究者の支援・育成と人脈づくり,社会に向けた成果の発信を行うことである.これを達成するために,本年度は以下の項目に取り組んだ. 1)領域内のコミュニケーションとして,運営会議(毎週),領域内セミナー(10回),領域会議(1回),領域ミーティング(2回),班会議(随時)を行った.特に,班会議,領域ミーティングでは,今後の研究計画(ロードマップ)を策定し,進捗状況の共有に努めている.2)領域外への情報発信としては,SICE分子ロボティクス研究会と共催の定例研究会(2回),分子ロボティクス年次大会における公開シンポジウム,新学術領域「発動分子科学」(領域代表金原数)との共催ワークショップ,Pacifichem2021における総括班メンバーによる発表,国際ナノテク展Nano Tech 2022での領域紹介のブース出展,日本生物物理学会,細胞を創る研究会,計測自動制御学会などでのOS企画などを行った.また,International Workshop on Molecular Cyberneticsを開催し,海外からの招待講演6件を含む17件の講演およびパネルディスカッションを行った.さらに,学生・一般向けの啓蒙活動として,分子ロボティクス夏の学校(シリーズ講義・講習会)を行った.このほか,領域ウェブサイトでは,最新情報を紹介するとともに,ニュースレター(第2号~5号)を刊行した.3)4つの共有拠点の整備が完了しサービスを開始した.合成拠点では各種の合成依頼に応えているほか,統合プラットフォーム,単分子観察拠点も稼働している.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画班,公募班で研究ロードマップを具体化し,これを共有したほか,他の領域との交流や国際ワークショップの実施など,総括班として十分な活動が行えたため.
|
今後の研究の推進方策 |
3年目は中間デモンストレーションを実施する.総括班としては,これに向けて計画班間の緊密な連携を図り,研究進捗情報の共有,ボトルネックの発見と解消に努める.公募班についても,領域全体の研究推進に資するよう,さらに連携を深めていく.
|