研究領域 | 原子が切り拓く極限量子の世界ー素粒子的宇宙像の確立を目指してー |
研究課題/領域番号 |
21104001
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
笹尾 登 岡山大学, 極限量子研究コア, 教授 (10115850)
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研究分担者 |
川口 建太郎 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (40158861)
旭 耕一郎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (80114354)
酒見 泰寛 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (90251602)
杉山 和彦 京都大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10335193)
吉村 太彦 岡山大学, 理学部, 特任教授 (70108447)
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キーワード | ニュートリノ質量 / 電気双極子能率 / 微細構造定数時間変化 |
研究概要 |
[定期的会合による各計画研究の進行状況把握] 総括班の最も重要な役割は、各計画研究の進行状況を見守り、必要に応じて助言をすることである。本年度は合計4回の会合を開催し、上述した目的に沿った活動を行った。総括班開催場所及び年月日は、岡山(2010年5月18日)、仙台(2010年9月21日)、東京(2009年12月14日)、京都(2010年3月11日)である。各計画研究の主たる実行場所を選び、実際の実験進行状況を見学すると共に、理論や技術の観点からも適宜アドバイスを行った。 [研究会「Fundamental Physics using Atoms」の開催]本研究会は、近年発展の著しい原子物理学・量子光学の成果を素粒子・原子核・宇宙物理学の分野に融合し、新たな基礎物理学分野を創設することを目的としている。2010年度は、大阪大学においておよそ百名の参加者により開催された。今回は海外からの参加者を募り、国際会議とした。また大学院生や若手研究者により多くの発表機会を与えるため、ポスターセッションも同時に開催した。 [研究会「Chemistry and Fundamental Science」の立ち上げ]基礎物理学研究者と化学分野研究者の連携協力関係を更に活発化することが本領域の発展および日本における基礎科学の進展に寄与するとの認識で、本新学術領域総括班が中心となり表記の研究会を立ち上げることとした。研究会は2011年5月6日-7日に約50名の参加の下に行われた。 [その他の活動] 公募研究責任者とのより密接な連携を図るために、当該責任者を種々の研究会のみならず総括班会議に参加してもらい、情報交換を図ることとした。来年度はこれを進め、公募研究者からの研究進捗状況の発表をお願いする。 本領域の研究活動を社会に発信する手段として、また領域内共同研究者や連携研究者のスムーズな意思伝達手段としてホームページを引き続き運用している(URL:http://xqw.hep.okayama-u.ac.jp/kakenhi/)。また社会への発信活動として、岡山大学第22回サイエンスカフェ「素粒子と宇宙~原子を利用して宇宙の謎に挑む~」(A01班、2011年2月24日)開催等の活動が本領域の社会活動の一環として行われた。
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