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2011 年度 実績報告書

多彩なフレーバーで探る新しいハドロン存在形態の包括的研究

総括班

研究領域多彩なフレーバーで探る新しいハドロン存在形態の包括的研究
研究課題/領域番号 21105001
研究機関名古屋大学

研究代表者

飯嶋 徹  名古屋大学, 現象解析研究センター, 教授 (80270396)

研究分担者 保坂 淳  大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (10259872)
野海 博之  大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (10222192)
キーワード素粒子実験 / 素粒子論 / 実験核物理 / 理論核物理
研究概要

本研究は、「新ハドロン」の総括班としての計画研究であり、領域内で行われる計画研究間や公募研究との相互作用を促進し有機的な連携を積極的に推し進めている。平成23年度においては、次の活動を行った。■クロスオーバー研究会(平成23年6月、神戸):格子QCDの専門家が多く参画する「素核宇宙融合」領域との共催研究会を開催し、ハドロン現象論、格子QCD、さらに弦理論的アプローチによるハドロン物理研究の理解を深めることができた。■若手スクール(平成23年8月、大阪JICA):昨年度に引き続き、大学院生を中心に約50名が参加。講義と3つのテーマ(カイラル有効模型とスキルミオン、ハドロン反応における共鳴状態、ホログラフィック・ゲージ理論入門)に関する実践演習を行った。■第1回領域評価委員会:領域の研究活動に関して、評価委員(土岐博委員長他5名)によるレビューを行い、有用な助言を得ることができた。■領域研究会(平成24年2月、大阪):参加車約90名。各計画研究や公募研究の現状報告、領域外の研究者も参加し、現象論、Lattice計算、弦理論の様々なアプローチからハドロン物理に関する議論を行った。■総括班会議(平成23年7月、24年2月)。■領域主催セミナー「ハドロンスクエア」(平成23年7月、名古屋):Bファクトリーで新しく発見されたボトムクォークを含む新粒子に関するセミナーを行った。■Bファクトリー解析に関する定例ミーティングの推進:Bファクトリー解析に関する情報交換、若手教育の場として、2週間に1回のTV会議を継続的に行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

素粒子と原子核分野の融合による研究活動が積極的に進み、Bファクトリーにおけるボトムクォークを含む新たなエキゾチック粒子の発見や、LEPS2実験、スーパーBファクトリー実験などの将来に向けた準備も進んだ。以上は、理工系委員会の中間評価においても高く評価され[A+]の評価を得た。

今後の研究の推進方策

新種のハドロン粒子の発見の成果を統一的に理解するために、様な理論的アプローチ、特に格子QCD計算との連携を強化する。今後もBファクトリー実験のデータ解析やLEPS実験の推進によって、新ハドロン粒子の全体像を得ることが必要である。そのうえでは、Belleのデータ解析のマンパワーの充実は必須であり、核物理研究者によるBelleデータの解析(Belle-NPCの活動)を積極的に支援してゆく。また高輝度Bファクトリー実験(SuperKEKB/BelleII)実験におけるハドロン物理の推進に関する議論を、研究会等の開催によって総括班主導で進める。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.hepl.phys.nagoya-u.ac.jp/public/new_hadron/index.html

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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