研究領域 | 反応集積化の合成化学 革新的手法の開拓と有機物質創成への展開 |
研究課題/領域番号 |
21106001
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 潤一 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30127170)
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研究分担者 |
戸部 義人 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (60127264)
橋本 俊一 北海道大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (80107391)
松原 誠二郎 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90190496)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 有機合成化学 / 有機反応化学 / 生物活性物質 / 機能性材料 |
研究実績の概要 |
本領域研究の目的は、時間的・空間的な反応集積化に着目し、短寿命活性種制御という特長を活かして従来達成困難であった分子変換法の構築を目指すとともに、実際の生物活性物質合成ならびに機能性物質合成への展開を通じて実践的合成法に成熟させることである。本領域研究は「多様な研究者による新たな視点や手法による共同研究等の推進により、合成化学の新たな展開を目指すもの」である。そのために、A01反応集積化法、A02生物活性物質の集積合成、およびA03機能性物質の集積合成の三つの研究項目を設け、それぞれの項目で研究に取り組んだ。 研究者間の連携のために、次の項目を実施した。(1)新たな公募班員も加わったので、研究目的を確認し、研究方針を共有するために全体会議を開催した。平成24年度全体会議 京都大学 2012年6月30日~7月1日(2)成果報告会を行い、成果を班員間で共有し、それに基づいて研究推進のための討議を行った。平成24年度第1回成果報告会 大阪大学 2012年11月11日~12日 (3)若手合宿を開催し、フローマイクロリアクターの概念を説明するとともに、個別の研究について、綿密にディスカッションを行った。 第1回若手合宿 岐阜市 ハートフルスクエアーGおよび長良川スポーツプラザ 2012年12月1日(土)~ 2日(日)(4)ホームページにより社会に向け、成果を発信した。 ニュースレター No. 7およびNo. 8, を発行した。(5)フロー合成の経験豊富な研究室に学生を一定期間派遣し、フロー合成法を習熟させた。 このように領域全体としての連携および共同研究を促進し、各種反応集積化法の開拓、生物活性物質の集積合成、機能性物質の集積合成に取り組み、大きな研究成果を得ている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
成果報告会での報告および班会議から領域としての研究はおおむね順調に進展していることがわかる。また、若手合宿も行い、若手育成も順調に進んでいる。また、社会への成果は新のもホームページおよびニュースレターにより効果的に実施している。
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今後の研究の推進方策 |
(1)フロー・マイクロリアクター合成の普及啓蒙のための若手のトレーニングをさらに充実する。具体的には、若手合宿の定期的な開催を続けるとともに、学生や若手研究者の派遣による実際の装置を用いたトレーニングをさらに増強する。 (2)平成25年度は領域全体として研究の最終段階に入る。そこで、国際会議を開催し、外国から研究者を招聘し、海外の最新の情報を収集するとともに、海外研究者を交えての討議を行い、領域全体としての研究の最終方針を決定する。 (3)社会への情報発信を行うために、一般を対象とする講演会などの活動を行う。
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