本研究課題は総括班であるため研究そのものは行わない。したがって、研究実績ではなく、活動報告を以下に記す。平成25年6月に世界のCMB研究者を招き、Cosmic Microwave Background 2013(CMB2013)国際会議を沖縄にて開催した。世界で進行中・計画中の約30のプロジェクトの研究者および理論研究者が一堂に会する画期的な国際会議となった。参加者は120名を超えた。ここでの発表スライドは、現在でもCMBプロジェクトを総括するものとしてもっとも網羅的な価値があるものとなっている。領域のマネジメントを議論するための領域戦略会議を4回開催し、各々の計画研究の進捗状況を把握し、活発な意見交換をおこなった。また、領域全体のプロジェクトマネジメントについても議論した。研究者向けと一般向けの二種類の領域ウェブページを運用し、情報の発信をおこなった。広報活動につとめ、テレビ番組出演(BSジャパン「咲くシーズ」、サイエンスチャンネル「ヒッグス粒子発見後の宇宙物理学研究」)、学生教育活動(KEKサマーチャレンジなど)などをおこなった。
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