総括班
動植物に共通するアロ認証機構の解明に向けて、当初計画に従って総括班活動を行い、ほぼ予定通り終了したので報告する。(1)領域内の有機的連携と共同研究の推進について:平成25年度は予定通り領域会議を年2回行なった。1回目は平成25年6月1日~3日に松江市くにびきメッセで行った。2回目は平成26年1月8日~10日に名古屋大学野依記念学術記念館で行った。 また、ニュースレター6号を平成26年2月に発刊し、班員間の交流や共同研究の推進に役立てた。新着文献等を班員に紹介し意見を述べあうサイト「フォーラム」も活用し意見交換を行った。(2)実験機器の共有化と支援活動について:細胞内Ca測定用顕微鏡と解析ソフトやLC/MS/MS等に関しては、最終年度ということもあり共同利用が盛んに行われた。LC/MS/MSに関しては解析に熟練を要するので、領域代表の研究室で班員の分析を請け負う形で研究支援活動を行なった。(3)シンポジウムの開催、若手研究者の育成・支援、国民への還元:昨年度に続いて動物学会で、領域関連シンポジウム「受精機能と生殖戦略の進化~藻類から脊索動物まで」を後援した。また、第1回領域会議終了後に隠岐臨海実験所において「生殖若手の会」が開催されたが、その後援も行った。昨年度開催された国際シンポジウムのプロシーデングス「Sexual Reproduction in Animals and Plants」が、平成26年2月にSpringer社から発行された。この電子版は世界中で無料でダウンロードできるようにし、当研究領域の成果を世界に発信するツールとして活用した。また、国民への情報発信を目的として、「動植物の受精学」と題する本を化学同人から平成26年4月30日に発行した。この本は大学院生を主な対象としているが一般人にもわかりやすいように執筆編集されている。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (13件) (うち招待講演 7件) 図書 (2件) 備考 (1件)
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