研究領域 | 植物生態学・分子生理学コンソーシアムによる陸上植物の高CO2応答の包括的解明 |
研究課題/領域番号 |
21114001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
寺島 一郎 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (40211388)
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研究分担者 |
射場 厚 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10192501)
小池 孝良 北海道大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (10270919)
柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 准教授 (20222359)
榊原 均 独立行政法人理化学研究所, 植物科学研究センター, グループディレクター (20242852)
小俣 達男 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (50175270)
牧野 周 東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (70181617)
伊藤 昭彦 独立行政法人国立環境研究所, 地球環境フロンティア研究センター, 研究員 (70344273)
野口 航 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80304004)
廣瀬 忠樹 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (90092311)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 光合成 / 呼吸 / C/Nバランス / シンク-ソースバランス / 植物ホルモン / メタボローム / 気孔 |
研究実績の概要 |
植物個体レベルの高CO2応答を分子機作に基づいて深く理解するためには、植物個体レベルの現象を分子生理学的に解明することを目的とした、対象レベル縦断型研究を、強力に推進しなければならない。本新学術領域研究では、分子生理学者と生態学者が、コンソーシアムを形成して緊密な共同研究を行い、この課題に挑戦している。総括班は、コンソーシアムを効率的に運営することを目的とし、新学術領域関連集会を開き、ホームページの更新、ニュースレターの発行の世話をするとともに、本新学術領域の特徴であるターゲテッドオミックスのためのプラットフォーム、樹木FACEの運営を支援した。 1.2012年5月19-20日に東京大学で研究計画発表会、2013年1月26-27日に九州大学で成果報告会を開き、活発な議論を行った。また、2012年10月6-8日には三浦海岸で若手ワークショップならびに勉強会を開催した。 2.ニュースレターの発行、ホームページの充実、アウトリーチ活動の活性化:A4版30ページのニュースレターを2回発行した。有益な情報を提供する実質的なホームページの運営に努力した。また、アウトリーチ活動を積極的に行った。 4. ターゲテッドオミックスプラットフォーム、樹木FACEの運営支援: ターゲテッドオミックスプラットフォーム、樹木FACEの運営を支援した。爆弾低気圧で被害を受けた東北大学のオープントップチェンバーの修復を支援した。 5.日本植物生理学会の学会誌Plant and Cell PhysiologyのSpecial issueを発行することとした(2014年2月号を予定)。また、日本農芸化学会発行の邦文一般科学誌「化学と生物」に12回の連載を計画した(2013年4月より)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
多くの共同研究が進行中である。論文公表の段階に至ったものは少ないが、着実に前進している。アウトリーチ活動にも力をいれている。日本植物生理学会の学術雑誌Plant and Cell PhysiologyのSpecial issue(2014年2月)、日本農芸化学会の邦文一般生物科学雑誌「化学と生物」の2013年度の連載のための、準備が行われた。
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今後の研究の推進方策 |
共同研究の推進をさらに推奨する。多くの共同研究の成果が、論文として公表されるよう努力する。Special issueの編集や、邦文総説の連載が滞りなく進行するよう努める。アウトリーチ活動、一般市民への講演などにも力を入れる。コンソーシアムとしての成果の取りまとめを有効に行う。
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