研究領域 | 哺乳類初期発生の細胞コミュニティー |
研究課題/領域番号 |
21116001
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
藤森 俊彦 基礎生物学研究所, 初期発生研究部門, 教授 (80301274)
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研究分担者 |
目野 主税 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20311764)
佐々木 洋 熊本大学, 発生医学研究所, 教授 (10211939)
鈴木 厚 横浜市立大学, 生命医科学研究科, 准教授 (00264606)
小林 徹也 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (90513359)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 哺乳類 / 初期胚 / 発生 / 細胞 / 数理モデル |
研究実績の概要 |
1)総括班会議の開催 5月に総括班会議を開催し、領域としての体制の整理を行うとともに、本年度開催の国際シンポジウムの企画に関して議論した。また、11月に開催した班会議の前後、および会期中に領域の研究進捗状況の確認を行い、班会議期間中に解決すべき課題について議論を行った。 2)班会議の開催 11月に葉山において班会議を開催した。新規の公募班員を迎えて研究方針の議論を深めた。また、本領域の推進に関わる周辺領域から活発な研究者を招聘し、班会議で発表をお願いすると共に、最終日には約半日をかけて今後の領域研究の方向について議論を行った。 3)インターネットを介した情報の共有 ホームページを利用した情報発信を継続して行った。また、ニュースレターを発行しWeb上に公開した。下記の項目の初期胚解析マニュアルの第一版をWeb上に公開した。 4)哺乳類初期胚の解析法のマニュアルの作製 一般研究者が哺乳類初期胚研究に参入しやすい環境を整えるための、初期胚解析マニュアルをいったん取りまとめ、ホームページで公開した。また、周辺学会のホームページからのリンクを設けた。 5)研究集会などでの広報活動および研究手法の情報の共有 学問領域を超えた哺乳類初期胚研究に必要な研究手法などについて共有する機会を設ける為に、総括班員によってInternational Workshop for Quantitative Biology (11月東京)、NIBB-EMBL Symposium “Quantitative Bioimaging“(3月岡崎)の国際集会をオーガナイズした。また、研究領域の活性化の為に「定量生物学の会」の研究集会(11月東京)、発生若手研究者の研究集会(5月神戸)をサポートした。国内外からの研究者を招聘し、研究機関でセミナーを実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
領域内においては、研究上の具体的問題点を共通の意識として認識しており、それぞれの研究者の得意とするアプローチによって、哺乳類初期胚の理解へ向けて共同研究も進んでいる。一方で、成果として十分にまとめられておらず、成果を強く意識する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
本領域も最終年度を迎え、研究の取りまとめに入る。これまで領域内で発展させ、推進してきた研究成果を形としてまとめることを強く意識し、総括班としても目標達成に向けて活動を行う。また、国際シンポシンポジウムを通して、国内外に本研究領域の意義を発信する。
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