研究領域 | 内因性リガンドによって誘導される「自然炎症」の分子基盤とその破綻 |
研究課題/領域番号 |
21117001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三宅 健介 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60229812)
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研究分担者 |
改正 恒康 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 寄付研究部門教授 (60224325)
倉田 祥一朗 東北大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (90221944)
牟田 達史 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (60222337)
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キーワード | 遺伝子改変マウス / アウトリーチ活動 |
研究概要 |
本総括班においては、計画班を中心とした領域の研究支援を進めるとともに、領域によるアウトリーチ活動を進めている。具体的には、研究支援として、遺伝子改変マウスの作成と病原体センサーに対するモノクローナル抗体の作成を中心に進めている。また、ホームページを中心として、Virtual討論室を進めることで、研究についての意見交換の促進に努めている。この計画にのっとり、本年度は以下のように研究支援を進めた。 1. 新たな試薬を使うことで、遺伝子改変マウス作成が順調に進んだ。現在23個の遺伝子について改変マウスを作成中であり、7遺伝子についてはすでにマウスの作成を終わり、それぞれの計画班において解析が進行中である。病原体センサーに対するモノクローナル抗体についても、総括班において進めている。すでに、TLR6、TLR7に対する抗体については、確立に成功しており、担当する計画班が、その抗体を用いて、病原体センサーの発現や機能の解析を進めている。 2. ホームページ:ホームページのバーチャル討論室への紹介論文数は順調に増加しており、参加登録者数の増加と、リアルタイムな討論の場の展開に努めている。 3. アウトリーチ活動:H24年度も出前講義、高校生の受け入れなど3件の活動を行い、2012年8月19日に「免疫ふしぎ未来2012」(日本科学未来館)にて講演を行った。 4. 2012年6月26-27日に第三回班会議を東京大学医科学研究所において開催した。計画班員7演題、公募班員22演題、他3演題について活発な意見交換、討論が行われた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
遺伝子改変マウス作成、少し、ES細胞の培養などで、条件設定が必要であり、時間を要したが、ほぼ計画通りに進んでいる。また、抗体作成も当初の計画通りの予定で進んでいる。 アウトリーチ活動も、精力的にこなしている。班会議、免疫不思議未来などの参加なども予定通り、あるいは、予定以上にこなしている。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度にはこの領域の集大成といえる国際エンドトキシン自然免疫学会と自然炎症国際シンポジウムをジョイントで開催する予定であり、ここで、自然炎症の概念の定着を図る。
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