研究領域 | デジタル身体性経済学の創成 |
研究課題/領域番号 |
21H05069
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
犬飼 佳吾 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (80706945)
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研究分担者 |
渡邊 淳司 日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所, 人間情報研究部, 上席特別研究員 (40500898)
細田 千尋 帝京大学, 付置研究所, 講師 (20578976)
田中 由浩 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90432286)
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研究期間 (年度) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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キーワード | デジタル身体性経済学 / 行動経済学 / 実験経済学 / 身体性 |
研究実績の概要 |
総括班では、本領域「デジタル身体性経済学」から、将来的に人文社会科学と生命科学、情報学を有機的に連携させるより広範かつ学際的に深化させた学術変革領域Aへとつなげるために、以下の活動を展開する。 次世代情報通信環境における身体性情報の流通に関する検討は、現状では個々の研究が断片的に行われるにとどまっており、学術的に深化させるためのプラットフォームが存在しない。そこで本領域では、次世代情報通信環境と身体と自己、さらにその先の集団現象に至るまでの研究を分野横断的視点から研究するための学術領域の創成することを視野に、ホームページやSNS、出版などの積極的な成果の情報配信、年1回の一般公開シンポジウムの開催に加え、分野横断的な研究者を招く国内外の会議でワークショップ、を企画し、研究領域の拡充を図る。加えて異分野の若手研究者(ポスドクおよび大学院生)の相互交流の機会を積極的に設ける。領域全体で収集するデータを公開するためのデータインフラストラクチャーを構築する。 また、総括班の各構成員の産学官連携の実績を基に、本研究領域の研究者や学生と地域コミュニティなど、様々なステークホルダーや市民を巻き込んだ対話や共創の場を構築し、各計画研究に対してフィードバックする。加えて、科学館やサイエンスアゴラなど、科学コミュニケーションの場も積極的に活用し、一般市民を対象に研究の構想や成果の発信を行い、本研究領域が生み出す研究成果を広く社会に還元するための下地を作る。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究初年度にあたる2021年度は、おおよそ隔週で総括班ミーティングを行い、各班の進捗確認と全体目標に照らした将来展望について話しあった。また、キックオフシンポジウム(2021年12月)を開催し、本領域の活動方針について、議論した。加えて、領域のHPを作成し公開した。併せて、ニューズレターも発刊し、アウトリーチ活動にも努めた。
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今後の研究の推進方策 |
前年度に引き続き隔週のペースで総括班ミーティングの機会を持ち、領域の方針と進捗を確認する。加えて領域HPの拡充に加えて、前年度より準備を進めてきたポッドキャスト媒体を通じたアウトリーチ活動にも取り組む予定である。また、一般公開シンポジウムの開催や学会等を通じたのワークショプやシンポジウムの開催活動を進める。また、シンポジウムやワークショップの開催を通じて、若手研究者の育成にも取り組む。さらに、一連の研究データをまとめるデータインフラストラクチャーの構築も併せて進める。
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