研究領域 | 糖鎖ケミカルノックインが拓く膜動態制御 |
研究課題/領域番号 |
21H05073
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
生長 幸之助 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究チーム長 (00583999)
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研究分担者 |
堀 雄一郎 九州大学, 理学研究院, 教授 (00444563)
真鍋 良幸 大阪大学, 大学院理学研究科, 助教 (00632093)
浅野 圭佑 北海道大学, 触媒科学研究所, 准教授 (90711771)
上田 善弘 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (90751959)
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研究期間 (年度) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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キーワード | 生体適合化学 / 膜タンパク質 / 糖鎖 / 生体共役反応 / 膜動態 / エクソソーム |
研究成果の概要 |
細胞表面糖鎖や膜タンパク質糖鎖は、エンドサイトーシスやラフトへの移行、細胞外小胞(EV)取り込みなど、生体内における膜動態制御に関わる。本領域では、【糖鎖修飾により膜タンパク質の動態を制御することで、新たな生体機能制御法が実現可能になるのではないか?】との学術的「問い」を設定し、反応化学と生命科学という新たな融合領域を推進した。具体的には、生体適合化学反応を用いて膜タンパク質へ糖鎖を修飾する「糖鎖ケミカルノックイン」技術を生命研究に取り入れ、膜タンパク質の動態・相互作用を高精度追跡可能とする標識法、糖鎖修飾形式に依存した膜動態変化を理解・制御する研究に挑む。
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自由記述の分野 |
生体関連化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖タンパク質膜動態の高精度な理解を進め、人為制御法へと導いていく。これにより新たな薬物送達系の創出や、生体適合化学反応(速度論的化学摂動)による新たな生命操作法の創出が期待できる。基礎科学的知見を基に、化学・生命科学の学術変革と新たな研究領域の創成に繋げ、新しい視点からの生物製剤DDSの創出や反応化学的摂動による新たな生命操作法の応用展開も期待される。
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