研究領域 | 遅延制御超分子化学 |
研究課題/領域番号 |
21H05093
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
村岡 貴博 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70509132)
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研究分担者 |
奥村 正樹 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (50635810)
齋尾 智英 徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (80740802)
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研究期間 (年度) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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キーワード | 遅延制御 / 超分子化学 / タンパク質 / フォールディング / ミスフォールディング |
研究実績の概要 |
遅延制御超分子化学の推進のために、2021年11月2日に領域内キックオフシンポジウムを開催し、領域内の学生を含む研究者で研究コンセプトと連携体制を確認した。2021年11月30日に公開キックオフシンポジウムをハイブリッド形式にて開催し、領域コンセプトを対外的に発信した。またその際、アドバイザーである東北大学稲葉教授、東京農工大学養王田教授から講演を頂いた。2021年11月中旬には領域ホームページを開設し、最新の領域内情報と関連情報の発信を開始した。2021年12月1日に日本分子生物学会にて領域メンバーがシンポジウムを企画し、遅延制御超分子化学がメインテーマとして扱うタンパク質フォールディングと関連する疾病に対する化学、生物学研究の最新トピックを議論し、本領域コンセプトの普遍的な重要性を発信することができた。2022年1月19日には、遅延制御超分子化学国際シンポジウムをオンライン開催した。また2022年3月15日に第一回領域会議ならびに総括班会議をハイブリッド形式で開催し、研究の進捗と議論、来年度の運営方法について話し合った。領域を超えた交流として、2022年1月26日に糖鎖ノックイン領域との合同セミナーを開催した。共同研究につながり得る有意義な領域間交流を行うことができた。アウトリーチ活動として、2022年3月28日から30日にかけて、分子動力学法に関するインターンシップを開催し、大学生や高専生に最新の計算科学研究にふれる機会を提供した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
遅延制御超分子化学領域の推進にあたり、領域内研究者の連携、情報発信と国内外研究者との交流が重要である。領域発足当初から、密に領域内研究者が連携できる体制を整えることができ、すでに多くの領域内共同研究が進められている。またホームページ開設やオンラインシンポジウムの開催を通じて、積極的に情報発信を行うことができた。国際シンポジウムを開催し、遅延制御超分子化学に関連する化学・生物学研究者との交流を行うこともできた。またアウトリーチ活動として、高専生などの次の科学を担う学生に対して計算科学に関する最新の研究にふれる機会を提供し、積極的に社会貢献活動にも取り組んだ。以上より、2021年度の期間を通じて、機動的かつ効果的に領域運営を行うことができ、当初の計画以上に進展していると評価する。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度に構築した領域内連携体制をより強化し、特に共同研究を通じてインパクトのある研究成果を出すよう、総括班が中心となって領域全体をマネージメントする。また継続的に国内外研究者と交流し、また情報発信することを目的に、シンポジウム開催に積極的に取り組む。様々な分野の研究者に参加してもらい、また講演して頂く機会を設け、遅延制御超分子化学のコンセプトを広く発信・共有していきたいと考えている。定期的に領域会議を実施し、領域内で密に研究進捗を共有し議論する場を設ける。引き続きアウトリーチ活動にも取り組み、特に若手研究者や学生に対して最新の研究に触れる機会を重視した社会貢献活動を実施する。
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