研究領域 | プレッシオ脳神経科学の創生:閉鎖空間における圧縮刺激を介した脳機能の発現原理 |
研究課題/領域番号 |
21H05124
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
野々村 恵子 基礎生物学研究所, 初期発生研究部門, 准教授(兼任) (70799246)
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研究分担者 |
森松 賢順 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70580934)
平田 宏聡 名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (90414028)
中澤 直高 京都大学, 高等研究院, 特定助教 (90800780)
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研究期間 (年度) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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キーワード | メカノセンシング |
研究実績の概要 |
本年度は、プレッシオ脳神経科学の促進・発展のために、研究領域の活動報告および関連研究情報集約のためのWebサイトを作成した。領域の構成員の研究の進捗報告会をオンラインで開催するとともに、オンラインコミュニケーションツールを用いて、研究計画および結果についての議論を活発に行なった。また、関連する最新研究についても議論を行い、今後の研究計画の参考とした。加えて、領域が注目する脳における圧縮刺激についての研究を行なっている研究者を招いてセミナーを実施した。メカノバイオ討論会2021に協賛し、討論会のオーガナイズを行い、情報収集とともに関連研究領域の活性化に貢献した。また、研究代表者野々村が本研究領域に関連して以前に研究員として参画していた研究室を主宰していたアメリカ・スクリプス研究所のアーデム・パタプティアン博士による「皮膚触覚を担う受容体の発見」が2021年のノーベル生理医学賞を受賞し、またこの研究は本領域研究に大きく関わることから、その研究概要の解説を領域のWebサイトに寄稿した。これに加えて、日本のメディアに向けて解説するために大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 機構長プレス懇談会にて講演した。(野々村がパタプティア研究室において実施した研究成果は、ノーベル賞の受賞理由としてノーベル財団のWebサイトに引用されている。)これ以外にも、日経サイエンスの2021年のノーベル生理医学賞解説記事に協力した。これらにより、研究領域の活性化および推進を大いに行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
オンラインコミュニケーションツールを用いることで日常的に情報交換が可能となり、バーチャルラボとして研究についての活発な議論を行うことができ、領域研究の推進に大いに貢献した。セミナーや討論会の実施により情報収集を行うとともに将来的な共同研究に向けてネットワーキングを行うことができた。また、研究代表者野々村が以前に参画していた研究室を主宰するアーデム・パタプティアン博士が2021年のノーベル生理医学賞を受賞したことに際し、本研究領域にも注目が高まり、日本の複数のメディアにおいて取材協力を行なった。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、研究領域のWebサイトにおいて、最新関連研究の解説記事を寄稿する予定であり、これにより関連研究の最新情報の集約をさらに進め、領域研究の発展をさらに進める。進捗報告会およびオンラインコミュニケーションツールを用いて、研究についての議論を今後も活発に行う。
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