総括班
本領域総括班は、本年度が最終年度となる全体性領域の相互連携を加速することを目的として活動を行った。全体性セミナーを合計12回実施し、実験・理論の双方の演者を招いて活発な議論を行った。本領域主催のイベントとして大規模化が急速に進む自然言語処理領域の研究者との1泊2日にわたるワークショップを行った。自然言語処理の大規模化の成功は、脳神経科学の大規模と直接的に関係しているため、今後の共同研究につながる議論となった。領域内の共同研究においてはCTによる骨格データとトランスジェニックマウスによる腱の同定を統一した精密な筋骨格モデルの開発を中心とし、これを現実世界のマウスの行動と結びつける方法、仮想空間上でこのモデルを自然に動かすための方法論の構築、さらにこの筋骨格モデルを脳神経系のリアリスティックシミュレーションと結びつける方法の構築が大幅に進んだ。これらの技術は脳と身体の包括的な大規模シミュレーションとこの実データへの同化という本領域のメインの目的達成のためのコア技術となった。これらの成果は主に学会発表として公開した。研究実績についてはX(旧ツイッター)を中心に広報活動を行った。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
Neurophotonics
巻: 11 ページ: 033405
10.1117/1.NPh.11.3.033405
Communications Biology
巻: 6 ページ: 914
10.1038/s42003-023-05288-x