研究領域 | メガダルトン生命機能深化ダイナミクス |
研究課題/領域番号 |
21H05153
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
塚崎 智也 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (80436716)
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研究分担者 |
野澤 佳世 東京大学, 定量生命科学研究所, 助教 (10808554)
車 兪徹 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(超先鋭研究プログラム), 副主任研究員 (40508420)
森 貴治 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (90402445)
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研究期間 (年度) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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キーワード | 構造生命システム科学 / 構造生命科学 / 人工細胞研究 / 計算科学 / メガダルトン |
研究実績の概要 |
本学術変革(B)では、構造生命科学と人工細胞研究を融合させ、さらにオリジナルの分子動力学計算を組み合わせた「メガダルトン生命機能深化ダイナミクス(略称:メガ生命深化動態)」という新たな領域を開拓している。遠縁領域を融合させた新たな生命科学のプラットフォームを提案し、将来的に学術変革(A)において「構造生命システム科学」という新たな学問の樹立を目指した活動を進めた。本総括班は班間の異分野連携をスムーズに促進させるため、各班の研究の進捗状況と各種情報の共有などをサポートしており、当該年度は下記の活動を行なった。 本領域の総括班会議として、オンライン会議を2回行った。そこでは総括班としての本領域の運営ならびに各研究班の研究内容について議論した。その結果、各班が連携した新たな共同研究も開始した。実際の研究活動では、研究の状況を適宜オンラインミーティングなどで共有しながら融合研究を進めた。また、学術変革領域(A)の「マルチファセット・プロテインズ」領域の2回の班会議に参加し、本学術変革(B)の研究計画と研究の進行状況の紹介を行い、さらなる融合研究にむけた意見交換を行なった。さらに、本学術変革(B)が協賛するワークショップ「"構造生命システム科学"の樹立を目指すメガダルトン動態解明」を蛋白質科学会で企画し準備を進めた。広く情報を発信するため、領域のホームページを立ち上げるとともにSNSによる配信を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本学術変革領域(B)推進のための領域班会議を集まり行う予定であったが、コロナ禍であったためオンライン会議に切り替え行なった。本領域のホームページ・ツイッターを開設し積極的な発信を開始した。また、蛋白質科学会年会でのワークショップを企画し、研究を発進しつつ、異分野との新しい融合を目指している。以上のとおり、コロナ禍で制限があるもものの、総括犯としての活動を十分に進めてきた。
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今後の研究の推進方策 |
「構造生命科学」と「人工細胞研究」と「計算科学」を融合させることで、本領域でメガダルトン級の超高難度のタンパク質複合体の機能発現メカニズムを詳細に明らかにしつつ、新たな融合領域「構造生命システム科学」の発展を目指す。前年度と同様の組織体制で進める。 ・塚崎 (総括班代表、計画班A02代表): 研究項目の調整と総括、共同研究促進担当 ・野澤 (総括班分担、計画班A01代表): 研究交流担当(シンポジウムなど企画)担当 ・車 (総括班分担、計画班B01代表): 研究交流担当(シンポジウムなど企画)担当 ・森 (総括班分担、計画班C01代表): 広報、領域事務担当 総括班代表の塚崎は、定例班会議や随時班間連絡を通じて全体の進捗状況を把握し、領域の研究展開の調整と総括を行う。総括班分担の野澤と車は研究交流担当とし、翌年度はシンポジウムの開催と複数回の班会議を主催する。シンポジウムには、関連分野の新進気鋭の研究者を招待する。総括班分担の森は広報担当とし、本領域の成果を最大化すべく領域Webサイトの管理、SNSによる配信、プレスリリースの補佐を行い、広く国民に周知すると共に新たな融合研究の促進を図る。本研究領域の活動を通して研究代表者だけでなく研究に関わる助教、研究員、学生など次世代を担う若手研究者のキャリアアップにつながるよう、国内外公募情報の情報交換も積極的に進めていく。
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