総括班
総括班は,異分野の研究者間の交流によって研究上の相乗効果が得られることを念頭に,多様性に富む研究者を相互補完的・越境的に結び付け合うことを目的とし,以下のような具体的な活動を行った.1「研究支援」では総括班から旅費のサポート,消耗品の購入を行った.2「若手の会」を開催し,領域外から2人の講師を招き講演を行った.総括班が事務や講師謝金などをサポートした.3「班会議」では領域外より画像解析の講師を招いての講演を行った.4「シンポジウム」は,数理生物学サマーレクチャーコース,新学術3領域合同シンポ,日本生物物理学会企画シンポ,日本発生生物学会秋季ミーティング企画シンポ,定量生物学の会をサポートし,新学術「ゆらぎと構造」公開シンポで領域内から班員が講演した.5「セミナー」を6回行った.6「アウトリーチ活動」で研究室公開,高校生ラボツアー,セミナーと学術交流会,全国幼稚園指導者研修大会,中学・高校での出張授業を行った.成果の新聞掲載もあった.7 新公募班の紹介などを載せたニュースレターを発行し,関係方面へ発送した.それに加え,HP上では上記項目を随時掲載,更新している.これらの活動によって,当領域内で共同研究が新しく始まった.また,それまでの個別の対応では解決が困難であった技術的な問題が情報・問題点の共有を通じて,また実地の指導によって,部分的に解決あるいは一気に解消するなど,研究の進展が得られた.そうした連携は領域の内においてのみでなく,領域間でも一定レベル進み,研究の大きな方向性を検討し見定めるうえで大変参考になった.
2: おおむね順調に進展している
公募研究代表者の70%近くが入れ替わって本領域の後半が始まったが、平成25年6月の領域会議以降、積極的な領域内交流が開始され、技術サポート・共同研究が順調に進んでいる。また、領域外との交流についても新学術領域同士のジョイントシンポジウムや学術集会のシンポジウムの共催などを通じて積極的に取り組んできた。また、新聞発表やHP上での市民向けの研究紹介にも力を入れてきた。加えて、若手育成の観点で、「若手の会」の実施を援助するとともに若手研究者の海外の学会での発表の機会を増すための出張支援も行い、それぞれにおいて貴重な学術的交流を促すことができた。
年間を通じ、若手を主たる参加者とする技術研修会・ワークショップを実施する。画像データ解析の支援を希望する班員が情報を披露する場としてのプラットフォームを作り共同利用する。その際、情報処理の立場から画像データに解析結果やコメントを提示してもらうなどのサポートを実施する。若手研究者の研修会参加、共同研究のための旅費のサポートを行う。昨年度に引き続き「若手研究者の海外での成果発表」に対するサポートをする。領域内研究者の共同研究のために必要な物品費をサポートする。第62回NIBBコンファレンス(平成26年11月)として、国際シンポジウムを共催する。平成27年1月に最終となる班会議を開催する。加えて、若手による研究集会の開催も支援する。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件) 備考 (1件)
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