研究領域 | 感染・炎症が加速する発がんスパイラルとその遮断に向けた制がんベクトル変換 |
研究課題/領域番号 |
22114001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
畠山 昌則 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40189551)
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キーワード | 癌 / 感染症 / 炎症 / 免疫 |
研究概要 |
総括班としての活動の目的は、本「発がんスパイラル」領域研究が掲げる目標を5年の研究期間内に滞りなく達成するため、各研究班の活動のスムーズな研究活動計画遂行を支援するともに、研究領域全体の進捗度を俯瞰的に評価し、領域研究の健全な進展を促すことにある。平成23年度は6月20日に計画研究班員7名による総括班会議を東京大学医学部にて開催した。この会議で外部審査委員として3名の外部評価委員を委嘱するとともに、平成24年度の国際シンポジウムを金沢大学がん研究所(大島正伸教授主催)にて開催することを決定した。同20日の午後には、公募研究班として23年度から参加となった12班の研究代表者によるこれまでの研究概要と今後の計画に関する発表会が開催された。9月には計画研究班の研究内容を掲載したニュースレターを発行し、全国の関連の研究者に配布した。平成24年1月16日、17日の両日、京都大学医学部芝蘭会館において第二回発がんスパイラル国際シンポジウムを開催した(京都大学ウイルス研究所との共催事業)。2日間の開催でのべ200名近くの参加者があり、回は成功裏に終了した。計画班領域内での共同研究も順調に進行しており、瀬谷班-秋吉班、大島班-秋吉班、畠山班-谷口班-大島班、瀬谷班-下遠野班間での共同研究が進展している。また、公募研究班を含めた班員間の研究交流を推進すべく、共同研究に必要な情報ならびに遺伝子改変マウスなどの研究マテリアル交換、共通試薬等の供給も積極的に仲介し、各研究班の一層の研究発展をサポートした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ計画通りの総括班活動を進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
各研究班間の交流をさらに積極的に促進することにより、奥行きのある共同研究の遂行をサポートする。国際シンポジウム等を引き続き開催することにより、質の高い研究情報の交換ならびに研究交流を維持する。
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