「脂質マシナリー」領域研究の推進

2010 年度 実績報告書

• 研究領域: 生命応答を制御する脂質マシナリー
• 研究課題/領域番号: 22116001
• 研究種目: 新学術領域研究(研究領域提案型)
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 横溝 岳彦 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (60302840)
• 研究分担者: 杉本 幸彦 熊本大学, 生命科学研究部, 教授 (80243038) ; 青木 淳賢 東北大学, 薬学研究科, 教授 (20250219) ; 村上 誠 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (60276607) ; 有田 誠 東京大学, 薬学研究科, 准教授 (80292952) ; 川原 敦雄 国立循環器病研究センター, 細胞生物学部, 室長 (10362518) ; 尾池 雄一 熊本大学, 生命科学研究部, 教授 (90312321) ; 清原 裕 九州大学, 医学研究院, 教授 (80161602)
• キーワード: 脂質メディエーター / 生理活性脂質 / 遺伝子欠損マウス / 質量分析計

研究概要

計画班員の研究遂行と次年度以降に迎える公募班員の研究を援助するため、以下の準備を行った。
1)領域事務室の設置:九州大学医学研究院内に「脂質マシナリー・領域事務室」を設置した。本領域のホームページを開設しした(http://www.lipid.med.kyushu-u.ac.jp/)。研究リソース、遺伝子、抗体のリストをHP内に格納したほか、実験プロトコールの集積を行った。更に領域内メンバーのみを参加者とするメイリングリストを整備し連絡網を整備した。
2)研究支援センターの整備:4つの研究支援センターを整備し、共同利用を開始した。特に質量分析センターにおいては、固相抽出用カラム、質量分析機に接続するHPLC用のカラム、解析用ワークステーション2台を導入した。ヒトSNP解析センターにはデータ解析用のワークステーションを導入した。
3)第一回班会議の開催:2010年10月22-23日に第一回領域会議を開催した。
4)公募班員の募集と決定:公募班員の募集を行い、計画班員のうち3名が選考委員として審査を担当している。
5)2011年2月に第1回領域ニュースレターを発行した。
6)2010年12月8-10日のBMB2010において「The role of lipids in immunity and inflammation」「脂質マシナリー」の二つのシンポジウムを企画した。
7)横溝が編集者として実験医学増刊号「分子から個体へと深化する脂質生物学」(羊土社)を刊行し、多くの計画班員が執筆した。

研究成果

• [学会発表] ワークショップ「脂質マシナリー」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上誠、青木淳賢, オーガナイザー
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会ワークショップ
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-10
• [学会発表] シンポジウム「-The role of lipids in immunity and inflammation」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 横溝岳彦、吉村昭彦, オーガナイザー
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会シンポジウム
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-08
• [図書] 分子から個体へと深化する脂質生物学 (2010)
  • 著者名/発表者名: 佐々木雄彦、横溝岳彦、竹縄忠臣 編
  • 総ページ数: 237
  • 出版者: 羊土社
• [備考]
  • URL: http://www.lipid.med.kyushu-u.ac.jp/