研究領域 | 翻訳後修飾によるシグナル伝達制御の分子基盤と疾患発症におけるその破綻 |
研究課題/領域番号 |
22117001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井上 純一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70176428)
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研究分担者 |
武川 睦寛 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (30322332)
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キーワード | 翻訳後修飾 / シグナル伝達 / 疾患 / 数理モデル / 構造生物学 |
研究概要 |
1)領域運営に関して審議するため第4回(H23.7.1)、第5回総括班会議(H24.1.28)東大医科研で開催した。H23.7.1~2に第1回領域推進会議を開催し、公募班員を含めた全班員の研究内容について討論した。7.1には若手研究者によるポスター発表を含む研究交流会を実施した。 2)領域内の研究を領域外の研究者に広く周知するため、第70回日本癌学会において、高橋、井上がオーガナイザーとなりシンポジウム(Posttranslational modifications in cancer biology and therapeutics)を開催した。第34回日本分子生物学会において、井上、武川、徳永が中心となり、領域主体のワークショップ(Dynamics and molecular basis of post-translational modifications and cell signaling networks)を開催した。第2回公開シンポジウム、「修飾シグナル病」学術領域の新展開、を東大医科研で開催(H24.1.28)、その後若手研究者ポスター発表を含む研究交流会を実施した。活発な質疑応答が行われた。 3)領域アドバイザー3名の先生方には随時領域運営に関してご意見をいただいた。 4)領域ホームページには、総括班の活動状況や班員の研究成果を随時掲載し、領域内外に周知した。Web討論・情報交換をするためのページを総括班員内で試験的に使用した。 5)ニュースレター第2号をH24.1に発行し、約1400名の領域外関連研究者に配布した。アウトリーチ活動として市民公開講座「癌の新たな治療戦略」を、名大・環境医学研究所と共同で開催した(H23.10.15)また、札幌紀伊国屋書店でサイエンスカフェ「がん研究最前線」を開催した(H23.11.5)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
領域運営に関する目的について概ね予定通りの進んでいる。領域内の共同研究については、総括班と一部の公募班で既に実施されているが、より多くの公募班による異分野連携を望んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は国際シンポジウム及び若手ワークショップを開催し、より活発な班員間の交流と若手研究者の育成の促進に努力する。また、アウトリーチ活動についても今までどおり遂行する。異分連携については具体的な成果を目指す必要がある。構造生物学との連携ついては既に成果が出ているが、数理科学との連携については、これまで蓄積してきたデータを論文化する。
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