研究領域 | 翻訳後修飾によるシグナル伝達制御の分子基盤と疾患発症におけるその破綻 |
研究課題/領域番号 |
22117001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井上 純一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70176428)
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研究分担者 |
武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 翻訳後修飾 / シグナル伝達 / 疾患 / 数理モデル / 構造生物学 |
研究実績の概要 |
1)異分野連携促進のため日本応用数理学会2012年度年会 において数理医学セッションを当領域で開催した(H24.8.30)。2)若手研究者の育成のため若手ワークショップを合宿形成で開催し、班員研究室の若手39名全員が口頭で発表し議論を交わした(H24.10.3~5)。数理モデルの講習会も開催した。3)「細胞内シグナル伝達のA-Cellモデル構築ガイド」を領域HPに掲載し、数理モデルの基本から応用まで異分野研究者向けに解説した(H25.1.16)。4)第1回国際シンポジウム「Protein modifications in pathogenic dysregulation of signaling」を海外から5名の講演者を招聘し東大医科研講堂において開催した(H25.2.1~2)。活発な質疑応答が行われた。5)第2回領域推進会議を東大医科研講堂において開催し、中間評価の結果及びそれへの領域としての対応について班員に説明した(H25.2.1 )。6)領域アドバイザー3名の先生方には随時領域運営に関してご意見をいただいた。7)領域ホームページには、総括班の活動状況や班員の研究成果を随時掲載し、領域内外に周知した。論文紹介・評論サイトを開設し班員間の情報交換・意見交換を促進させた。8)ニュースレター第3号をH25.1に発行し、約1400名の領域外関連研究者に配布した。アウトリーチ活動として前橋まちなかキャンパス(前橋市商工会議所主催)での講演(H24.10.30)、群馬県立高崎女子高校での出前授業(H25.1.11)を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
領域運営に関する目的について概ね予定通り進んでいる。領域内の共同研究については、総括班と一部の公募班で既に実施されているが、より多くの公募班による異分野連携を望んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は公募班員が大幅に入れ替わるので領域推進会議において班員全員の研究発表を行い、異分野連携を促進する。国内シンポジウム及び若手ワークショップを開催し、より活発な班員間の交流と若手研究者の育成の促進に努力する。また、アウトリーチ活動についても今までどおり遂行する。異分連携については具体的な成果をさらに目指す必要がある。構造生物学および数理科学との連携研究については、これまで蓄積してきたデータを論文化する。
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