総括班
新学術領域研究(研究領域提案型)
植物は、移動可能な動物と比較して、より過酷な光、温度、水分などの環境の変化にさらされているが、特殊化した感覚器官を発達させることなく巧みにこれに対応している。本領域では、植物環境応答分野、植物細胞生物学分野、細胞解析技術分野などの研究者が緊密に連携し、植物細胞に対する新規技術を開発するとともに、これをいちはやく実際の研究に応用し、植物科学分野における全く新しい研究領域を切り拓く。この目的に従い、領域としての活動を統括するために総括班を置いた。総括班では、研究計画に沿い、異分野の研究者による共同研究が円滑に進行するよう、計画研究の各班の研究内容、実験材料、技術などについて、相互理解のための場を様々な形で提供した。まず、技術開発のための植物材料供給システムとして、班員提供のオルガネラマーカー植物系統を一括的に整理し班員に提供するための準備を進めた。また、従来型のオミックス解析等も引き続き重要と考え、班員に対する基盤技術支援体制として、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボローム、イメージング技術支援のための準備を進めた。さらに、研究の進捗状況を定期的に確認し情報を交換するための班会議を開催した。また、ニュースレター、ホームページ、シンポジウムの開催を通じて、新しい技術手法の応用可能性を広く植物科学分野に衆知させた。さらに、特定領域「オルガネラ分化」が立ち上げた「The Plant Organelles Database 2」の維持・管理に関わった。加えて、社会に対する広報を行った。
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すべて 雑誌論文 (15件) (うち査読あり 15件) 学会発表 (30件) 備考 (3件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
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