総括班
植物は、移動可能な動物と比較して、より過酷な光、温度、水分などの環境の変化にさらされているが、特殊化した感覚器官を発達させることなく巧みにこれに対応している。本領域では、植物環境応答分野、植物細胞生物学分野、細胞解析技術分野などの研究者が緊密に連携し、植物細胞に対する新規技術を開発するとともに、これをいちはやく実際の研究に応用し、植物科学分野における全く新しい研究領域を切り拓く。この目的に従い、領域としての活動を統括するために総括班を置いた。総括班では、昨年度に引き続き、異分野の研究者による共同研究が円滑に進行するよう、計画研究の各班の研究内容、実験材料、技術などについて、相互理解のための場を様々な形で提供した。特に公募研究については、領域の目標達成に向けた意思の統一を図った。また、計画班を中心に、技術開発のための植物材料供給を行うと共に、技術開発に関する論文発表について、植物生理側と技術側研究者の間で意見調整を進めた。また、これまで通り、班員全体を対象に、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボローム、イメージング技術支援のためのサービスを行った。会議等については、研究の進捗状況を定期的に確認し情報を交換するための班会議を2回、大学院生を含む若手の研究交流の場として合宿形式の若手の会を1回、開催した。また、ニュースレター、ホームページを通じて、新しい技術手法の応用可能性を広く植物科学分野に衆知させた。さらに、本領域の成果を広く発信し、また海外の動向を探るため、海外研究者を招待して国際シンポジウムを開催した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 8件、 謝辞記載あり 8件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件) 備考 (3件)
Plant Cell Physiol
巻: Apr 22 ページ: pcv057
Plant Physiol.
巻: 164 ページ: 2030-2044
10.1104/pp.113.232306
巻: 165 ページ: 595-607
Appl. Phys. Express
巻: 7 ページ: 087002
巻: 56 ページ: 107-115
10.1093/pcp/pcu151
Plant Cell Physiol.
巻: 55 ページ: e1
10.1093/pcp/pcu017
Bio-Protoc
巻: 4 ページ: e1284
10.1093/pcp/pct140
Plant Signal. Behav.
巻: 9 ページ: e28838
http://esplant.net/
http://physiol2.bot.kyoto-u.ac.jp/HP3/
http://www.nibb.ac.jp/celmech/jp/