総括班
植物は、移動可能な動物と比較して、より過酷な光、温度、水分などの環境の変化にさらされているが、特殊化した感覚器官を発達させることなく巧みにこれに対応している。本領域では、植物環境応答分野、植物細胞生物学分野、細胞解析技術分野などの研究者が緊密に連携し、植物細胞に対する新規技術を開発するとともに、これをいちはやく実際の研究に応用し、植物科学分野における全く新しい研究領域を切り拓く。この目的に従い、領域としての活動を統括するために総括班を置いた。研究班としての活動は昨年度で終了したが、総括班では、本領域の活動を総括するとともに、本領域で開発された新技術の普及が進むよう活動を行った。具体的には、日本植物生理学会が発行する国際誌Plant Cell Physiology(Impact factor 4.931)誌で特集号(NEW EMERGING TECHNOLOGIES FOR THE STUDY OF PLANT ENVIRONMETAL SENSING, July issue)の編集に携わり、本領域の成果に関連する論文9編を発表した。また、国際学会国内学会に参加し、本領域の活動に関する情報提供、情報交換に努めた。さらに、フェムト秒レーザー技術に関するデモンストレーションを含むワークショップを12月14日、奈良先端大、12月15日、京都大で開催し、領域内外の参加者に対し技術の普及に努めた。また、このワークショップでは、実際の共同研究が広く開始されるよう、参加者の実験材料で予備実験を行うなどフォローアップに努めた。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件) 備考 (2件)
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