研究領域 | 細胞シグナリング複合体によるシグナル検知・伝達・応答の構造的基礎 |
研究課題/領域番号 |
22121001
|
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
箱嶋 敏雄 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00164773)
|
研究分担者 |
深井 周也 東京大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (10361792)
佐藤 主税 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員 (00357146)
千田 俊哉 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (30272868)
山下 栄樹 大阪大学, たんぱく質研究所, 助教 (00294132)
前仲 勝実 北海道大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (10322752)
稲垣 冬彦 北海道大学, 先端生命科学研究科(研究院), その他 (70011757)
三島 正規 首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (70346310)
|
研究期間 (年度) |
2010-06-23 – 2015-03-31
|
キーワード | 構造生物学 / 分子生物学 / 生化学 / タンパク質 / 相互作用 |
研究概要 |
本年度は,第2回目の公募研究採択の年であり,3月4日に第2回新学術領域研究専門委員会(構造細胞生物学専門委員会)を文部科学省16F1会議室(開催時間13:30-17:00)で開催して,公募研究の審査・選定を行った.122件の応募があり,43件を採択候補者として選定して,2件を補欠とした. 6月には,第4回領域全体会議・第4回総括班会議(6月5日-7日:清里の清泉寮(山梨))を開催した.領域全体会議では,計画班員の研究成果の発表に加えて,新たに発足した公募研究の研究代表者全員(43名:第1回の公募研究からの継続を含む)の研究計画や,研究上の戦略についての発表があり,共同研究の検討や,方法論についての情報交換が活発に行われた.総括班会議では,経過報告と共に,今年度の公開シンポジウム等の予定が議論された. 関連シンポジウム支援としては,ICSG2013「Structural life science」(札幌京王プラザホテル,北海道,7/29-8/1)があり,米国や欧州から構造生物学研究関連の国際的リーダーを招聘して,構造生命科学の現状と将来検討した.また,第3回方法論連絡会として,平成25年度日本結晶学会年会(熊本大学黒髪キャンパス 10/12-13: 吉朝朗)において,「“モアベターなタンパク結晶データ収集ノウハウ”-“当たり前”を比べてみると?-」(オーガナイザー:千田俊哉(KEK)・平田邦生(理研))を開催して,極めて多くの聴衆を集めて,成功裏終わった.また,領域代表者である箱嶋と深井が,第51回生物物理学会(京都国際会議場,10/28-30)にて,「構造細胞生物学の生物物理学的こころ」(10月29日(火),オーガナイザー:箱嶋・深井,本新学術領域と共催)と題したシンポジウムを開催して,タンパク質の力感受性など生物物理の領域での新しい構造生物科学の展開の方向を示した.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
中間評価ではA+の評価を得たが,その後も引き続き高いアクティビティーを保っており,トップジャーナル論文を含む成果が生み出されている.本領域全体の達成度は概ね順調である.本新学術領域で奨励してきた大きなテーマへの挑戦についても着実に前進している.
|
今後の研究の推進方策 |
次年度(平成26年度)では,当初予定のみならず,さらに次につながる新展開や,本新学術領域で奨励してきた大きなテーマへの挑戦についても,着実に前進してきた地点を確認して,新たの研究へとステップアップする新計画を立てられるように,支援していく.本領域の特徴の一つである,次世代の研究者の育成では,構造細胞生物学の強力な「研究コミュニティー」を完成することで,それに伴った次世代の新領域の開拓を目指したい.
|