研究領域 | 血管ー神経ワイヤリングにおける相互依存性の成立機構 |
研究課題/領域番号 |
22122001
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 淑子 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10183857)
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研究分担者 |
榎本 和生 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80300953)
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研究期間 (年度) |
2010-06-23 – 2015-03-31
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キーワード | 血管 / 神経 / 班会議 / 若手育成 / 研究動向調査 / 国際発信 / 融合研究 |
研究概要 |
本領域ではH25に21件の新たな公募班を受け入れ、血管-神経研究のさらなる発展を図り、以下の活動を行った。(1)領域全体のスムーズな運営を進めるため、領域HPを大幅に充実させた。またニュースレターを発行した。(2)血管-神経融合研究を促進すべく班会議を8月に開催し(大阪)、領域内コミュニケーションの強化と共同研究の推進を図った。(3)血管-神経融合研究の国際的な発信を強化すべく、特に若手を中心とした領域構成メンバーの国際学会等での積極的な研究発表をエンカレッジした。加えて、H26年4月開催の国際血管生物学会におけるNeurovascular Biologyセッションを本領域が共催すべく、入念な準備を行った。(4)血管-神経融合研究を特集号とした総説を編集した(メディカルレビュー社、血管医学「特集:神経―血管ワイヤリング」)。(5)領域アドバイザーである須田年生教授と向山洋介博士から、本領域の領域運営や血管-神経融合研究に関する助言をいただいた。8月開催の班会議にも出席いただき、大変貴重なアドバイスをいただいた意味は大きい。(6)血管-神経融合研究の意義を含む基礎研究について、一般市民(中高生を含む)を対象とする学術研究を積極的に行った(主に領域代表による)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
H25では、21名の新たな公募班を受け入れた。そこでは、H23-24の公募班のうち、約三分の一のみが残り、あとは新しい研究代表者の参画であった。本領域の方針を改めて周知し、領域構成員全員が、血管-神経融合研究のためにすべき事項を確認・共有した。班会議をとおして領域運営も軌道に乗り、構成員から多くの融合研究が生まれつつあることは前向きに評価されてよい。
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今後の研究の推進方策 |
H26年度は、これまで計画した内容を堅実に進めていく。特にH26に開催を予定している国際シンポジウムに向けて、企画準備を綿密に進める。また本領域の最終年度にあたるため、構成メンバーの成果のとりまとめと情報発信の体制準備をする。
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