総括班
大脳新皮質は、哺乳類にのみ見られる特徴的な構造体であり、ヒトを含む哺乳動物の高次な脳機能の遂行に必須の役割を果すと考えられる。本研究領域は、平成22年に発足し、5年に亘る領域活動を行ってきた。研究期間中、毎年度毎の班会議を開催し、当該年度は、平成26年12月19-20日に京都大学内で開催した。領域活動は、論文発表、3度の交際シンポジウム、他領域との共催公開シンポジウム3回などを含め、予定した成果をあげてきたが、本研究計画の交付申請書で予定していた、国際的な視点からみた領域評価を当該分野で傑出した研究者を招いて行う計画が招待予定者のスケジュールの都合により、当該年度(平成26年度)内に実施することができなかった。その為、「終了研究領域に係る成果とりまとめ経費の公募」に応募し採択された。この事業として、以下の2つの活動を行った。1)終了国際シンポジウムを計画班員、公募班員(一部)、外国人招待講演者(4人)、領域外国内講演者(4人)による講演とポスター発表を行い81名の参加を得て、充実した国際的なフロント研究と活発な討論を行った。同シンポジウム開催中に、国内外の招待者、評価委員を含めた拡大総括班を開催し、領域の評価と今後の課題について、討議した。海外講演招待者からは、シンポジウムの講演内容が、国際的にみても高い水準のものであること、今後、領域研究を発展させることが重要であるという指摘がされ、その方策について、意見交換を行った。2)領域終了報告書を作成し、上記国際シンポジウムの案内とともに、神経科学関連研究者400余りに配送した。これらの活動により、領域の国際的な評価と領域研究の今後のあり方が明らかになった。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
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