○抗体作成・トランスクリプトーム解析とそのデータの標準化・デジタル化 異なる動物種を対象にするものの、ERKシグナル、Wntシグナル、Shhシグナル等の活性化を視覚化するための体系的な抗体作成を行なった。ペプチド抗体の作成をシステマティックに注文したものの、ウエスタンブロットに使える抗体は一部作成できるも、シグナルの活性化を視覚化できる抗体としてはERKシグナル以外では残念ながら得られなかった。また、トランスクリプトーム解析については読み取りリード長のバージョンアップが予定通りになされなかったために、多くの計画が次年度へ持ち越しとなった。 ○再生医療若手研究者を対象にした再生研究トレーニング・コースの開催 平成23年3月に再生医療を目指す若手研究者を対象にした再生研究トレーニング・コース(全5日)を岡崎市の基礎生物学研究所にて開催した。受講生を4グループに分け、プラナリア再生コース、四肢再生コース、コオロギ再生コース、マウス再生コースの4つのコースをローテーション制で受講してもらい、充実したトレーニング・コースが実施できた。 ○新研究領域を日本でスタートさせたことの海外でのアピール 平成22年の9月にポルトガルのセシンブラで行なわれた再生研究の国際シンポジウムで総括班員が積極的に話す事で日本で新たな再生研究と再生医療を結ぶ研究が立ち上がったことをアピールした。また、平成23年の3月に行なわれた日独の発生生物合同年会では、総括班としてアピール用のポスターセッションを開催するとともに、全班員が発表を行なった。
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