研究領域 | ミクロからマクロへ階層を超える秩序形成のロジック |
研究課題/領域番号 |
22127001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武田 洋幸 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80179647)
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キーワード | 器官形成 / 体軸形成 / 数理モデル / 力学的パラメータ / パターン形成 |
研究概要 |
研究代表の武田(領域代表)および連携研究者6名(計画研究代表)および13名の公募班員により以下のことが行われた。 <共同研究体制の構築とその円滑な推進> 1.領域会議:第2回領域会議を静岡県伊豆市で開催した(6月19~21日)。ここで、各班員の研究進捗状況、他の班員から有益な情報を得て、共同研究のマッチングを行った(武田および連携研究者・小椋担当)。2.メイリングリスト:班員間の情報交換を促進するため、メイリングリスト(ML)を設定した(連携研究者・松本担当)。3.研究室間交流制度:班員間の技術交流を促進するため、技術取得のための研究室訪問を支援した(武田担当)。小椋研究室の研究員の基生研長期滞在など。4.数理モデル構築支援:班会議、個別の研究室交流を通して各班員の数理モデル構築を、近藤を中心に理論系の研究者が支援した(連携研究者・近藤担当)。 <当該研究領域の活性化> 1.海外関連研究者の招聘:2011年10月Dr.Davidson Lance(ピッツバーグ大学)、2011年12月Prof.Scott E. Fraser(カリフォルニア工科大学)を招聘して、研究情報の交換と技術指導を得た(連携研究者・上野担当)。2.テクノロジーセミナー:上記2名の外国人招聘者を含む合計7回のテクニカルセミナーを実施した(連携研究者・松野、澤担当)。 <研究成果の発信>各班員の研究計画、成果を紹介した一般公開用ホームページを作成し公開した(http://www.morphologic.jp/)(連携研究者・松本担当)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究領域では、器官形成、パターン形成の理解に重要と思われる実験系を選抜して(項目A01)、工学的観測、数理モデルを適応させる工学・数理(項目A02)との融合研究を目標としている。この2年間でそれぞれの実験系の解析は着実に進み、多くの研究成果、様々なレベルでの融合研究の開始およびその芽が生まれた。
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今後の研究の推進方策 |
すでに同分野、異分野研究室間で共同研究が活発に進展しているが、よりいっそう交流を深めて技術提携を進めるためには合宿形式の小規模な班会議を実施する。
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