研究領域 | ゲノム複製・修復・転写のカップリングと普遍的なクロマチン構造変換機構 |
研究課題/領域番号 |
22131001
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
花岡 文雄 学習院大学, 理学部, 教授 (50012670)
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研究分担者 |
井倉 毅 京都大学, 放射線生物研究センター, 准教授 (70335686)
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研究期間 (年度) |
2010-06-23 – 2015-03-31
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キーワード | ゲノム / DNA修復 / 複製 / 転写 / クロマチンリモデリング / ヒストン修飾 / 発がん |
研究概要 |
研究代表者、研究分担者および連携研究者は、核酸の損傷に対するクロマチンタンパク質の応答機構の解析から出発して、複製・修復・転写の機構間のカップリングとクロマチンリモデリングを明らかにし、機構の普遍性と特異性を解明するために、以下の3つに分類される研究を協力して進めた。A01:ヒストン修飾によるクロマチンリモデリングの研究;A02:クロマチンリモデリングの作用機構と疾患への影響;A03:修復と転写、修復と複製のカップリング機構。 総括班としては、上記の研究が円滑に進展するよう、下記の活動を行った。(1)第3回領域会議(淡路島)を開催し、班員から研究の進捗状況を報告してもらい、研究データおよびその解釈について忌憚の無い意見を交わした。また班員間での情報交換および共同研究の推進を図った。さらに研究協力者の先生方からは、研究の進め方に対する助言・提言などを頂いた。(2)第8回3Rシンポジウム(淡路島)を共催し、国内外の研究者の交流を図るとともに、新しい研究者の参加の場を作った。(3)第28回RBC-NIRS国際シンポジウム(京都)を共催し、当該研究分野の研究者と情報交換し、研究交流の場を持った。(4)前年度に引き続き、研究支援委員会の活動として、各研究者が作成・保持している有用な研究材料のリストを作成し、ホームページ上(当面、班員に限定)にアップして、班員の研究の促進を図った。(5)海外で開催された著名な研究集会に参加・発表し、情報交換を行うとともに、当該研究分野で活躍されている外国人研究者を我が国へ招聘し、最新の知見を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画研究代表者および分担研究者は、前年度に引き続きそれぞれの計画に沿って順調に研究を進めた。また昨年度から本領域に加わった公募研究代表者も、各自のこれまでの研究成果を基礎にして本領域への貢献をし始めており、計画研究を補完しつつそれぞれ独自のアイデアで研究を遂行し、成果を出している。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの方針にしたがって、粛々と計画を進めていく。学際性の重要性に鑑み、専門の近い分野に限らず、より広い研究領域についても出来るだけミーティングなどに参加して、新たなアイデアが生み出されるように努める。研究成果の公表を、論文や学会発表で行うのは当然のことであるが、一般社会へさらに積極的に発信するよう、市民公開講座あるいは中高生への出前授業などを行うよう努力する。
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