総括班
研究代表者、研究分担者および連携研究者は、DNAの損傷に対するクロマチンの応答機構の解析から出発して、複製・修復・転写の機構間のカップリングとクロマチンリモデリングを明らかにし、その機構の普遍性と特異性を解明するために、以下の3つに分類される研究を協力して進めた。A01: ヒストン修飾によるクロマチンリモデリングの研究;A02: クロマチンリモデリングの作用機構と疾患への影響;A03: 修復と転写、修復と複製のカップリング機構。総括班としては、上記の研究が円滑に進展するよう、下記の活動を行った。(1) 第5回領域会議(鳴門市)を開催し、班員から研究の進捗状況を報告してもらい、研究データおよびその考察について、忌憚のない意見を交わした。また班員間で直接的な情報交換および共同研究の推進を図った。さらに研究協力者の先生方からは、研究の進め方に対する助言・提言などを頂戴した。(2) 関連分野の国内会議を複数共催し、研究者間の交流を図るとともに新しい研究者の参加の場を作った。(3) 第5回日米DNA修復会議(鳴門市)を主催し、日米各20数名の研究者がホットな議論を展開し、極めて有意義であった。(4) 第9回3Rシンポジウム(御殿場)を共催し、より幅広い分野の国内外の研究者が集い、活発な議論を行った。(5) 前年度までと同様、研究支援委員会の活動として、各研究者が作成・保持している有用な研究材料のリストを作成・公開し、研究の促進を図った。(6) 海外で開催された著名な研究集会に参加・発表し、情報交換を行った。(7) 2015年度には、本新学術領域のまとめとして終了シンポジウム(京都)を開催し、多くの班員が研究成果を発表・議論する場を持った。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 5件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 3件、 招待講演 4件) 図書 (1件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (2件)
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http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20080213