研究領域 | 先端技術を駆使したHLA多型・進化・疾病に関する統合的研究 |
研究課題/領域番号 |
22133001
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
笹月 健彦 九州大学, 生体防御医学研究所, 特別主幹教授 (50014121)
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研究分担者 |
椎名 隆 東海大学, 医学部, 准教授 (00317744)
猪子 英俊 東海大学, 医学部, 教授 (10101932)
西村 泰治 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (10156119)
横山 茂之 独立行政法人理化学研究所, 生命分子システム基盤研究領域, 領域長 (00159229)
颯田 葉子 総合研究大学院大学, 先端科学研究科, 教授 (20222010)
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キーワード | HLA / 進化 / 疾病感受性 / ゲノム多様性 |
研究概要 |
本領域研究では、「HLAの成り立ちの進化学的解明」および「免疫応答関連疾患発症におけるHLAの役割の解明とHLAを標的とした分子創薬のための免疫抑制分子の解明」を目的に掲げ、ゲノム科学とタンパク科学における革新的技術とヒト全タンパク配列データベース、病原体のゲノムデータベースなどの先端情報を活用して、研究分野の枠組みを越えた統合的HLA研究を展開する。これを実現するためには、ゲノム科学、タンパク秤学、進化学、免疫学、ケミカルバイオロジー、自己免疫・アレルギー学、移植医学、臨床免疫豪、バイオインフォマティックス等の幅広い分野の第一人者が一堂に会して、それぞれの専門分野を深く探究しながら、互いに緊密な有機的連携を図ることが必須である。 平成23年度の総括班活動は以下の通りである. 1.第一回班会議を6月8日に開催し(福岡)、公募研究代表者と領域内の研究者間での情報交換、研究資材の相互利用などにより有機的な連携体制の構築強化を進めた。 2.第二回班会議を9月28,29日に開催し(東京)、これまでの成果発表と領域内連携を深めるためのレクチャー(進化)を実施した。また,総括班会議において、若手研究者の育成と領域研究の強化策について討論した。 3.平成24年度開催予定の国際シンポジウムを企画した。 4.領域のホームページを更新し、領域内外の研究者への情報発信と学生、一般市民への研究成果の公開、還元に向けた広報活動システムを構築した。 5.データベース構築のための日本人HLA遺伝子型情報などを平成22年度に引き続いて取得した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
総括班活動の主目的である領域内連携がこれまで以上に探化し、共同研究が増加した。
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今後の研究の推進方策 |
・若手育成、歓会との接点、成果の社会への発信に重点的に取り組む。 ・HLA多様性と疾病との関連をさらに詳細に調べ、領域として目的の一つであるHLAを主体とした免疫制御に向けての研究を、領域1から4の横断研究によって推進する。
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