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2022 年度 実績報告書

パラサイトミメティクス研究領域の推進

総括班

研究領域パラサイトミメティクス:寄生虫が持つ高度機能因子の同定とその利用
研究課題/領域番号 22H05056
研究機関東京大学

研究代表者

後藤 康之  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50553434)

研究分担者 下川 周子  国立感染症研究所, 寄生動物部, 室長 (60708569)
八田 岳士  北里大学, 医学部, 准教授 (00455304)
研究期間 (年度) 2022-05-20 – 2025-03-31
キーワード寄生虫 / 生物模倣 / アウトリーチ
研究実績の概要

2022年度は領域研究開始年度として、領域メンバーによる班会議を開催し、研究の進め方や広報活動に関する方針を策定したほか、研究に関する情報共有を行った。広報活動に関しては、領域HPを日本語・英語の両方で作成した。結果として、国内のみならず海外からのアクセスも多かった。HPに関しては、寄生虫研究に携わる国内研究者からの情報収集を行い、日本の寄生虫研究者の情報をワンストップで得られるプラットフォームの構築にもつなげた。
繰越しをした予算を用いて2023年度に行った総括班活動として、当初計画通りに東京大学に分子同定拠点を形成し、分子解析に係る機器整備を行った。加えて、広報活動としてHPの拡充を行うとともに、複数の企画展示の準備を進めた。展示の一つとして、目黒寄生虫館に対して企画展示のコンテンツを含む原案を提供した(展示は2024年4月~9月に開催)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上記のとおり、総括班は領域全体の統括としての機能を十分に発揮している。加えて、研究活動の広報活動は順調に進んでおり、作成したHPは日本の寄生虫研究を紹介するコンテンツをはじめ寄生虫研究の発信プラットフォームとして機能しており、国内のみならず国外からのアクセスも多いという結果が得られている。

今後の研究の推進方策

2024年度は研究期間の最終年度に当たるため、領域研究の仕上げに係る総括班としての支援体制を一層拡充する。加えて、中高生など次世代の研究者に向けた企画展示を行う予定である。また、領域コンセプトの世界的発信を行うため、領域メンバーならびに招待著者による論文の特集号を刊行する。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Access and utilization of host-derived iron by <i>Leishmania</i> parasites2023

    • 著者名/発表者名
      Goto Yasuyuki、Ito Tatsumi、Ghosh Souradeepa、Mukherjee Budhaditya
    • 雑誌名

      The Journal of Biochemistry

      巻: 175 ページ: 17~24

    • DOI

      10.1093/jb/mvad082

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] Pathological roles of macrophages in Leishmania infections2023

    • 著者名/発表者名
      Goto Yasuyuki、Mizobuchi Haruka
    • 雑誌名

      Parasitology International

      巻: 94 ページ: 102738~102738

    • DOI

      10.1016/j.parint.2023.102738

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 内臓型リーシュマニア症の免疫病態2023

    • 著者名/発表者名
      後藤康之
    • 学会等名
      第51回原生生物・寄生虫・進化セミナー
    • 招待講演
  • [学会発表] 寄生虫研究者マップの作成2023

    • 著者名/発表者名
      工藤光子、後藤康之、下川周子、八田岳士
    • 学会等名
      第92回日本寄生虫学会
  • [備考] パラサイトミメティクス

    • URL

      https://parasitomimetics.net/

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公開日: 2024-12-25  

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