研究領域 | データ記述科学の創出と諸分野への横断的展開 |
研究課題/領域番号 |
22H05104
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
平岡 裕章 京都大学, 高等研究院, 教授 (10432709)
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研究分担者 |
木村 正雄 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (00373746)
李 聖林 京都大学, 高等研究院, 教授 (50620069)
福水 健次 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (60311362)
鈴木 杏奈 東北大学, 流体科学研究所, 准教授 (60796449)
白井 朋之 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 教授 (70302932)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2027-03-31
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キーワード | データ記述科学 |
研究実績の概要 |
領域メンバー全員が集まるイベントとしては10月13日および2月3日に領域会議を2回実施した。まず第1回領域会議では、領域代表の平岡から領域のビジョン、体制、具体的な研究課題、5年間にわたるイベントなどを紹介した。また各計画研究班の代表者からはそれぞれの班で取り組む研究内容、および班をまたぐ共同研究のシーズやニーズの紹介をしてもらった。一方で第2回目は今年度の研究成果報告を総括班代表者および各計画班代表者に発表してもらった。いずれも1日のイベントであったが密度の濃い充実したイベントとなった。 領域会議以外の活動報告としては、総括班評価者の樋口知之先生の研究室を訪問し、学術変革領域(A)として求められている研究活動や対外的な普及活動などについて極め重要なご意見を頂けた。総括班としてここで得られたご意見を来年度以降反映させるように活動する予定である。 領域が実施する研究集会等のイベントとしては、今年度は本領域の看板シリーズ企画となる「Meetシリーズ」の第1回を開催した。タイトルは「Topology Meets Data」であり、1月10日に一橋講堂でハイブリッド形式で実施した。オンサイト約30名、オンライン約40名の多くの方々に参加していただいた。また12月9日に「One day workshop on persistent homology and optimal transport」を京都大学にてハイブリッド形式で実施した。 広報活動としては本領域のwebpage(https://data-descriptive-science.org)を開設した。さらには情報発信を促進する目的でTwitter(https://twitter.com/gakuhen_a_dds)、およびYouTube(@gakuhen_a_dds)による情報、動画発信を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は初年度ではあったが、予定していた総括班の活動は全て実施できた。Webpageの作成では最初は日本語のみ作成し公開したが、英語版もあった方が良いと総括班評価者の樋口先生および西浦先生からご指摘を受けたことから、同様に作成した。領域会議についてはメンバーの数が多いこともあり、全員が集まる日程を調整することが難しかったが、ハイブリッド対応として開催することで、ほぼすべてのメンバーが参加することが可能となった。ただ来年度からは公募班も加わることになり、さらに日程調整が難しくなることが予想されるため可能な限り早めに日程および場所の確定を進めていく計画にしている。 また本領域の看板イベントである「Meet」シリーズについては良い形でスタートさせることができた。シリーズを通じて使用するポスターの作成も順調に進み、またポスター送付先の大学部局リストについても本領域が対象とする分野を網羅する形で作成できた。
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今後の研究の推進方策 |
来年度の総括班の活動推進としては、まず2回の領域会議を開催することが挙げられる。前期は9月最終週を予定しており、後期は2、3月に開催する予定である。なお内容については、前期は研究紹介や外部講演者の招待も含めた形式とし、後期については成果報告会の位置付けとして開催する。
次にMeetシリーズについては、来年度は2回開催する予定にしている。まずは5月18日に第2回として「Optimal Transport Meets Data」を京都大学益川ホールでハイブリッド形式で開催する予定である。第3回は「Materials Science Meets Data(仮題)」を2023年度の秋冬に開催する方向で調整中である。
また2023年度7月31日ー8月4にかけて国際研究集会「TDA Week 2023」をICIAM2023のサテライト研究集会として開催する予定にしている。こちらは場所は京都大学時計台百周年記念講堂を使用する。世界中から著名な研究者を一堂に集めて開催する、本領域の一大イベントとしての位置付けであり、関連する研究者を多く招聘する予定である。
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